コイの恋
僕の家
それは小さな池のなか
決して汚くはない。
毎日毎日、同じ人が
同じ量を
同じ時間に
同じ食べ物を持ってくる。
僕は外に出たことはないし、
外を時々通る人以外は見たことがない。
何故僕だけ外に出られないんだろう?
外は暗い池の中と違ってとても色が溢れてる。
何度も出ようとしたけれど、外にでるととても苦しくて…
キレイな空だって長い時間は見られない。
それでもいい加減同じ景色に見飽きた頃、
僕の家の横に今まで見たこともないキレイな置物がやってきた。
それは足の長い台座のような物で、時々キラキラとまぶしい光を放っていた。
それにはなんと見慣れた景色が映っていた。
僕は初めてそれを見た時、模様が変わる不思議なものだと思っていたけれど、どうやら違うようだった。
それには色がなく透明で、そこにあるものをそのまま映すようだ。
そしてそれに映っていた真っ白なものは僕だったみたい。
僕はショックを受けた。
何故なら外にいた人たちと僕はまったく違うものだったからだ。
そこで僕は気がついた。
汚くはないと思っていた池のなかは藻が生えていて、
地面は外のような柔らかな緑なんかじゃなく、沈殿した泥。
僕の周りはあのキレイな台座のように透明ではなく、
薄くだが濁っていた。
それは小さな池のなか
決して汚くはない。
毎日毎日、同じ人が
同じ量を
同じ時間に
同じ食べ物を持ってくる。
僕は外に出たことはないし、
外を時々通る人以外は見たことがない。
何故僕だけ外に出られないんだろう?
外は暗い池の中と違ってとても色が溢れてる。
何度も出ようとしたけれど、外にでるととても苦しくて…
キレイな空だって長い時間は見られない。
それでもいい加減同じ景色に見飽きた頃、
僕の家の横に今まで見たこともないキレイな置物がやってきた。
それは足の長い台座のような物で、時々キラキラとまぶしい光を放っていた。
それにはなんと見慣れた景色が映っていた。
僕は初めてそれを見た時、模様が変わる不思議なものだと思っていたけれど、どうやら違うようだった。
それには色がなく透明で、そこにあるものをそのまま映すようだ。
そしてそれに映っていた真っ白なものは僕だったみたい。
僕はショックを受けた。
何故なら外にいた人たちと僕はまったく違うものだったからだ。
そこで僕は気がついた。
汚くはないと思っていた池のなかは藻が生えていて、
地面は外のような柔らかな緑なんかじゃなく、沈殿した泥。
僕の周りはあのキレイな台座のように透明ではなく、
薄くだが濁っていた。
