『僕は何だか、出来るか出来ないか分りませんけれど、一つこの事件を探偵して見たい様な気がしますよ』
江戸川乱歩『D坂の殺人事件』より
日本ミステリ小説を語る上で真っ先に話題に登る名探偵の一人、明智小五郎の初登場作品です。
本作は
(上)事実
(下)推理
に分かれており、読者も推理に参加出来るようになっています。この構成が本当に好きで、事実を読み終わった後に一旦手を止め自らの考えをまとめ、胸踊らせながら推理の頁を捲るのです。
↓以下ネタバレ含む。
トリックに関しては大正時代の作なので、という感じですね。実際どうなんでしょう。個人的には照明が電灯のみで、視力がそんなに良くなければそう見えるかもしれないなと思います。
昔の建物は照明が天井から吊るしてあって、ソケットについているツマミを捻って灯りを点けるのですよね。灯りが揺れるなら見間違いも起こりやすいかもしれませんね。
[2020.08.03]追記
誤:昭和初期
正:大正14年
大変失礼しました。訂正致しました。
[2022.09.24]追記
作り直してみました。3回目。
黒白パンのコーヒーサンドイッチ、白と黒のアイスクリーム、コーヒーゼリー、ブラックココアソース。
縞模様、冷やしコーヒー、アイスクリーム屋。白か黒かに拘ってみました。冷やしコーヒーは明智小五郎が登場時に飲んでいたので。
先日#58さんの白と黒の生食パンを購入しまして、このお話はケーキよりもサンドイッチの方がイメージと合うのでは?と思い立ち、作り直してみました。この生食パンもっちもちで美味しいです。軽くトーストにしても美味しいです。
閑話休題。
挟んであるのは手作りコーヒージャムとアーモンド。アイスクリームを添えるので甘いものを挟みました。アイスクリームの黒い方はブラックココア味です。
先にサンドイッチを食べて、アイスクリームが少し溶けて来た頃にコーヒーゼリーと合わせて食べるのです。