お父さん(祖父)と私の27年


私は物心つく前から祖父母の事を

「お父さん」「お母さん」と呼んで暮らしてきました。

実の両親が居ながらも私にとっての

「お父さん」「お母さん」は祖父母でした。


私にとって1番に遠く

鮮明に残る日の記憶は秋でも冬でも無く

暑い夏の季節です。


活発な兄達の背中をいつも必死に追いかけるも

幼過ぎて仲間に入れて貰えず

そういった様子を見兼ねた

幼なじみのお姉さんの自転車後ろに乗せて貰い

砂埃が舞う夏の暑い日差しで暖まった一本道を

お姉さんと2人で帰るのでした。

途中、自転車から降ろして貰い

最後は急斜面な坂の上にある自宅まで

汗をかきながら1人で登り悔しい思いをしながら

帰るのでした。


そんな心も身体もぐちゃぐちゃな私を

いつも待っていてくれたのは

お父さん(祖父)でした。


きっと悲しい気持ちを必死に口にして

泣きながら訴えていたでしょう。

いつも私の想いを受け入れてくれては

兄達を叱るのでした。


2023.8.29

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