第一次世界大戦前に製造された車 vs 第二次世界大戦前に製造された車.........
目くそ鼻くそのガチバトルを繰り広げた後、気を取り直してSAMの車は島一番の観光名所に向かって再び走り出しました。
「ちゅいたじょっっっ
(訳:着いたぞっっっ)
じぇんいんおりりょっ!
(訳:全員降りろっ!)」
私たちは、荒涼とした、しかし一部では少し歩道も整備されている公園のような場所で降ろされました。
「おいっっっ
じぇんいんきょきょにあちゅまれっっ!
(訳:全員ここに集まれっ!)」
SAMはこの場所にある、ある一つの岩を指さしました。
「きょきょにありゅのがしぇんにんのあしあとのいわでゃっっ
(訳:ここにあるのが仙人の足跡の岩だっ)」
この島の一番の名所、仙人の足跡の岩とはこの事だったのか。
真上から見ると、岩というか石には、確かに足跡のような形をしたくぼみがあります。
私も写真を一枚撮りました。
「よしっっっ
おまえりゃっ、きょきょでしゃんよんじゅっぷんしゅきにしゅぎょしぇっっっ
(訳:よしっ!お前らここで30~40分好きに過ごせ)
おりぇはみょうみにゃいし、ようじもありゅきゃらいっきゃいきゃえりゅっっっ
(訳:俺は興味ないし、用事もあるから一回帰る)
またむきゃえにきゅるきゃりゃにゃっっっ
(訳:また迎えに来るからなっ)
しゅきにしゅぎょしぇよっっっ
(訳:好きに過ごせよっ)
じゃあにゃっっっ!」
。。。。。。。。。。。
じゃあにゃっっっ!て。。。。。
。。。。。。。。。。。
ここで30~40分。。。。。。。。
な、なげーーーーー!
ほんでいらねーーーーー!
写真を見ていただくとお分かりだと思うのですが、周りには店もなければ民家すらありません。そんな場所に炎天下の中30~40分放置されるのです💧
私たちは一応軽く周辺を散策しましたが、ここで30~40分も潰せるはずがありません。なんとか日陰を見つけて、その場でじっとSAMの迎えを待つことにしました。
SAMは約束通り30分が過ぎた頃に、私たちに「またしぇたにゃっっっ(訳:待たせたなっ)」と声をかけることもなく、しれっと最初に私たちを降ろした場所に車を停めて待っていました。
全員待ってましたと言わんばかりにSAMの車に乗り込むと、私はバズーカクーラーに前髪全部持っていかれたって構わない、なんなら後ろ髪もどうぞ、バズーカ最高という気持ちになっていました。
「よしっっっ
おまえりゃっじぇんいんおりりょっっっ
(訳:よし、お前ら全員降りろっ)」
バズーカクーラーを十分楽しむ暇もなく、次のポイントに移動すると、私たちはすぐにまた車から降ろされました。
「きょきょのしみゃのいえのきゃべはしゃんぎょしぇきてょきゃげんびゅぎゃんでできてょりゅっっっ
(訳:ここの島の家の壁は珊瑚石や玄武岩でできとるっ)
しゃんじゅっぷんやるきゃら、みんきゃのきゃべをけんぎゃくしてきょいっっっ
(訳:30分やるから、民家の壁を見学してこいっ!)
おりぇはきょうみはにゃいが、ようじもにゃいきゃらきょきょでまってょりゅっっっ
(訳:俺は興味はないが、用事もないからここで待っとる)」
ここには2軒ほど売店があったように記憶していますが、座って休めるようなカフェや食堂のような場所がなかったので、ただただ民家の壁を見て回るというシュールな時間を過ごしました。
それでも30分ひたすら民家の壁を見て回るのには限界がありました。澎湖の日射しは強すぎました。
「サイ、うちもうこれ以上歩き続けて同じような民家の壁見たくない。進んだ分だけ引き返してこないかんし、何より暑すぎる!うちSAMの車に戻る」
「イイデスヨ(´∀`)」
あと15分だろうが20分だろうがどーでもいー
とにかく車に戻らないと暑さでやられそうでした。
「おいおい、おめーりゃもでょんのひゃえーにゃっっっ
(訳:おいおい、おめーら戻んのはえーな)」
「だって暑すぎるもん。それに何もないじゃん」
「おめーもんきゅおおいにゃ
(訳:おめー文句多いな)」
私はせっかくの機会だと思い、SAMと会話してみる事にしました。
「お兄さんはさ、なんでいつもあたしの事香港人って言うの?どこを見て、日本人じゃなくて香港人だって思うの?」
「しりゃにぇーわっっっ(訳:知らねーわっ!)」
「ここが香港人っぽいなーとか思うところがあるから香港人って言うんじゃないの?」
「おりぇはじゅっとしみゃでしょだってゃんでゃっ
(訳:俺はずっと島で育ったんだ)
ぎゃいきょきゅとか、ぎゃいじんときゃしりゃねーよ
(訳:外国とか外人とか知らねーよ)
いったきょてょもにゃいしにゃ
(訳:行ったこともないしな)
しりゃにぇーけでょ、ぎゃいきょきゅってゆえば、ひょんきょんかにひょんにゃんでゃりょ?
(訳:知らねーけど、外国って言えば香港か日本なんだろ?)
ひょんきょんとにひょんのちぎゃいてょきゃしりゃにぇーけでょにゃ
(訳:香港と日本の違いとか知らねーけどな)
みゃ、ぎゃいじんはみんなひょんきょんじんかにひょんじんでゃ
(訳:まぁ、外人はみんな香港人か日本人だ)
てゃでゃしょれだけでゃっ
(訳:ただそれだけだ)」
今でも覚えていますが、この言葉を聞いた時はなんだかとても切なかったです。これまで島でずっとがんばってきたSAMを思うと、余計なお世話だろうし本人が望んでいるかどうかも分かりませんでしたが、もし機会があれば台北や外国にも遊びに行ってみてほしいなと思いました。
その後もう一箇所シュールな場所を観光した後、SAMは最初にBoy Meets Girlした船着き場まで送り届けてくれました。@最後までTRFにかけるな![]()
「お兄さん、今日は本当にありがとう」
SAMは一瞬ビクッとしていました。
「お、おう.......」
「機会があったら日本に来てね。待ってるよ。うちがいるの香港じゃなくて日本だからね!」
「みゃーいかにぇーわ、てゃびゅん。どきょにありゅきゃもしりゃにぇーしにゃっ
(訳:まー行かねーわ、たぶん。どこにあるかも知らねーしな)
おめーもまてゃきょいよ、ききゃいがあってゃりゃにゃっ
(訳:おめーもまた来いよ、機会があったらな)」
私も心の中では「みゃーいかにぇーわ、てゃびゅん(訳:まー行かねーわ、たぶん)」と食い気味で思っていましたが
「うん、今日はありがとね!またね!」
と言ってSAMと別れました。
つづく
















































