暗くなって間もない空を見ると

春の星座が西に少し傾いて

東の空には夏の星座が

姿を見せるようになってきました


今月は月の動きに注目しましょう

 

5月31日から6月2日にかけて

月は明け方の空で土星と木星に接近します

 

12日頃には、夕方の空で

月が今度は金星に接近します

 

月末になると、月は星空を一巡りし

再び土星と木星に接近します


6月になって、夕方の西の空に

金星が姿を現すようになりました

 

ただ、金星の高度はまだたいへん低く

日の入りから1時間半もすると

太陽を追って沈んでしまいます

 

空がまだ明るいうちに

観察するとよいでしょう

6月12日、その金星に月が接近します

 

最も近づくときには

月と金星の見かけの距離(角距離)は

わずか1.5度以下となります

 

1.5度というのは

月の見かけの直径のわずか3倍です

 

まだ少し明るい空を背景に

興味深い眺めとなるでしょう

月も金星も高度が低く

その上、月がたいへん細いため

接近の様子を見るには

場所や時刻に注意する必要があります


西の空が地平線近くまで

見通せる場所を探して

太陽が沈んだらなるべく早く

観察を始めましょう

 

暗くなるにつれて

金星と月が見え始めるでしょう

 

金星のほうが先に見つかるかもしれません

 

そのすぐ上に細い月があります

 

時間が経つにつれ

空はさらに暗くなり

金星も月も見つけやすくなる一方

高度が下がりますので

低空の雲などに遮られやすくなります

 

できれば、あまり高度が

低くならないうちに見つけたいものです


双眼鏡を使うと

肉眼で探すよりも

ずっと見つけやすくなりますよ流れ星

 

それでは、またねバイバイ