S.N.C.不動産コンサルティング株式会社の長野です。
本日は原油価格が下落してきたとはいえまだまだ家計にやさしくない奴についての記事です。
エコドライブ「達人」に挑戦 ガソリン2倍無駄遣いにショック
8月半ばから下落傾向に転じたとはいえ、まだ高いガソリン代。低燃費で運転できれば、それに越したことはない。日産自動車が社内で開催した燃費コンテストの優勝者、パワートレイン開発本部の渕上夏次さんに、低燃費運転の極意を教わり、日産が開発した燃費を抑えるアクセルペダル「ECOペダル」を体験した。
千葉市内で4日まで開催中のデジタル家電見本市「シーテックジャパン」で、日産自動車が実施している「エコドライブ講習会」。幕張メッセの駐車場に設けたコースを小型車「ティーダ」で走り、どのようにアクセルを踏んでいるかデータを取る。そのデータを、達人・渕上さんのデータと比べ、低燃費運転の方法を伝授しようという試みだ。
「四つある一時停止の標識で止まって、最後の直線コースでは30キロくらい出してください」。そう指示を受け、まずは練習のために1周走る。駐車場内で狭いため、曲がりくねった住宅街を抜ける想定になった。コースが分かったところで、1回目の走行。80メートルの直線コースで30キロ出そうと焦ってアクセルを踏みすぎ、急ブレーキぎみで止まる。
一度車を降りてデータをチェック。燃費を見てがく然とした。同じコースで渕上さんはリッター当たり12キロ。それに比べて筆者は約6キロで2倍の差がある。アクセルの踏み方のグラフを見ると、直線に入って瞬間的にアクセルを強く踏み、すぐに足を離している。その後、スピードが落ちてきたためまた強く踏んでいる。
一方、達人のアクセルの踏み加減は筆者の半分ほどで、同じ強さを保ったまま30メートルほど踏み続け、その後は踏んでいない。速度の変化も滑らかだ。「この違いが、燃費の違いになるんですよ。教えがいがありますね」と達人。「ゆっくり踏んで、同じ強さのまましばらく保ち、後は離すだけ。踏み直さなくても止まりません」と教わった。
同じコースを、指導を受けながらもう1度走行。今度の燃費は10キロで、7割も向上していた。ガソリン代1リットル170円、年間走行距離1万キロの場合で、出費が約2万3000円減る計算になる。
渕上さんは入社37年。燃費やエンジンの検証を長く担当してきた。同社のカタログに載せる燃費を出したことも多く、社内で「神の足」の異名をとる。低燃費運転のノウハウは、同社が開発した「ECOペダル」の開発につながったという。
アクセルを踏み込みすぎるとペダルが重くなり、運転者に燃費を過剰に消費していることを知らせる「ECOペダル」も体験した。「ECOペダル」は09年度の新車に搭載予定だが、会場では特別に上級セダン「フーガ」に装着し、講習会の最後に試乗できる。
「(筆者の)1回目の運転と同じようにアクセルを踏むと分かると思います」と渕上さんに言われたが、どのくらい踏むとペダルが重くなるのか探りながら踏むうちに、コースが終わってしまった。特別にもう1周してもらう。
今度は強く踏み込むと、かすかに壁を越えるような感触があった。同時にメーター脇のランプが点滅する。日ごろ、燃費をほとんど意識しないで運転しているドライバーには、エコ運転に目覚めるきっかけになるかもしれない。【岡礼子】
なるほど…。
たとえ同じ車で同じ場所を運転しても、ペダルの踏み方でこんなにも燃費が違ってくることに驚きました。
原油価格がまた上がる可能性も否めません。
だからこそ、こちら側の努力で家計の出費を抑えることでエコにもなる。
一石二鳥なアイデアではないでしょうか?