SNC不動産コンサルティングのNです!
タイトルの数字は何を意味してるのでしょうか?
実は被相続人一人あたりの相続税額の金額です。
平成3年分をピークに過去15年間連続して、被相続人一人当たりの納付税額が減少しています。
平成3年に7011万円だったものが、平成18年分は2699万円と実に62%もの下落です。
その背景には土地価格の下落が影響しています。
また、平成15年度の税制改正では、相続税の税率が最高70%から同50%へと引き下げられました。
かつては、資産家が相続税対策をしないまま亡くなり、遺族が大変な苦労をするという事案が多くありました。
一方節税対策に走るあまり、バブル崩壊後に担保割れした不動産を抱えて四苦八苦するという事例も見られたようです。
そんな経験を経て、近年は相続に対する考え方も変わって、賢い相続税対策に取り組む人が増えてきたよう見えます。
単なる節税対策だけでなく、人生の終わりを満足と納得の思いで迎えるために、そして、自分の遺志をしっかり遺された人に継承していくために「相続」を一つのライフイベントとして考えてみることが必要かも知れません。