お客様から

 

 

「トニックってなんですか??」

 

 

という質問をされることがあります

 

 

 

「炭酸水に各種の香草類や柑橘類の果皮の成分と糖分を加えたもの」

 

 

 

定義としてはこんな感じになるのですが

 

 

 

ほんのりと細かく書いていこうと思います

 

 

 

このトニックウォーターの歴史を語るうえで欠かせないのが

 

 

 

蚊を媒体にして感染していく「マラリア」と

 

 

この「赤キナの木」

 

その「樹皮」です

 

 

 

南米の原住民は古くからアンデスの高原に生えるキナの樹皮がマラリアに有効であることを知っていたとされ

 

それを西洋文明が知ったのは1630年頃のことで

 

イエズス会の宣教師がコレを用いて治療活動を行っていた記録が残っているそうです

 

18~19世紀になってヨーロッパ諸国が植民地を求めて南下してくると

 

マラリア対策の特効薬

 

キナ皮の需要は一気に高まり普及していきます

 

このキナ皮は苦みが強く

 

飲みやすくするために糖類を混ぜて保険飲料として飲んでいたそうです

 

 

 

これが本来のトニックウォーターの味の起源になっていくわけですね

 

 

 

第二次世界大戦後ジンとの相性の良さからジントニックの材料としてトニックウォーターは世界中に広まっていき

 

 

 

今ではカクテルには欠かせない材料になっています。

 

 

 

そんな医療用として用いられてきたトニックウォーターには当時

 

 

 

大量のキニーネが用いられていましたが

 

 

 

現在では

 

 

 

アメリカでは食品医薬局により使用量が決められていたり

 

 

 

コストの問題だったりで

 

 

 

日本では一部の輸入品をのぞき香料を代用して作られたものが主流となっています

 

 

 

今のトニックウォーターには本来の薬という目的は無くなりましたが

 

 

 

一日の疲れた身体や心をジントニックが優しく包んでくれるかもしれませんね

 

 

 

明日の活力に是非当店で飲んでみてください