トントン、ピ~ヒャララッチャラ~
遠くで聞こえる携帯の着信音で目が覚めました。
早起きしなければならない日以外は、
リビングに携帯を起きっぱなしで寝ることがほとんどです。
我が家のリビングは、
ある程度、寝室から距離があるので、
夜中に鳴ったとしても
普段は朝まで気づかないことがほとんどなのに。
パッ と目が覚めました。
陽気な落語の幕開け音とは裏腹に、
なんか嫌な予感。
日曜日、朝6:57。
(休みの日のこんな時間に電話が鳴るって、
想定できる事態はかなり限られているし。)
なに、、、?
発信者を見ると姉の名前。
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私の両親は、土曜日の朝からロンドンへ旅行に出かけました。
ーーそんなタイミングで何?
一拍おいてから電話に出ると
『お姉ちゃんだけど。ごめん、起こした?』って。
ーーうん。どしたの?
『パパから電話なかった?』
ーーえっ?ないけど。。何?どしたの?
『なんかね、ちょっと前にパパから携帯にかかってきて、
ちょうど出られなかったら留守電が残っててね。
「パパだけど、(ザワワワ)、、プチッ」
って、なんか焦った声で話してる間に途切れて切れちゃったのよ。』
ーーまぢで?うそ、、。何かあったのかなぁ?
『うん、、。ちょっと分かんないけどね。とにかく連絡とってみるわ。
でも、滞在先のホテルって分かんないよね?』
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うちの家族は、姉と私が結婚した後も、
誰かが旅行に行く際には、
必ず全員に搭乗便名、時間、滞在先のホテルと連絡先を伝えてから
旅に出る習慣があります。
今回も父からは、
搭乗便名とざっくりスケジュールが送られてきたものの、
かなり移動が多い旅になるので、
各滞在先の連絡先ではなく、旅行会社名と、パッケージのコード番号だけが
連絡されていました。
ーー今回に限ってなんで、、、。
しかも、携帯が古いから海外では通じないんだよなぁ。。
機種変更を面倒がっていたけど、もっと奨めればよかった。
そうすれば、こうゆう時に携帯が通じるのに、、、。
ーーでも、父さんに何かあったわけじゃないんだよね。
1年ほど前に父が電車の中で倒れて救急車で運ばれるということが
起きました。
今は、至って何事もなかったかのような健康体だけど。
当時は、原因がはっきりしなくてかなり動揺しました。
その後、何も異変がないからと
安心しきっていたけど、、、。
正直、こんな時間の電話で、真っ先に心をよぎったのは
あの時の記憶。
ーーってことは、ガチャピン(←母)?
でも、病気とか体の不調なんて聞いてないしなぁ。
肩をぶつけて痛いってことくらいだから、、、。
***
そんな想いが頭の中をグルグルしてる間にも
姉との電話を切って、
PCを立ち上げ、旅行会社の連絡先を必死に調べました。
なのに、この時間、しかも日曜じゃ
お客様相談室どころか、どこの支店も開いてない、、、。
緊急時ってどうすればいいんだろう、、、?
と、またもや姉から携帯へ着信。
ーー連絡ついたの?
姉、
『あぁ、もしもし?ごめん、何度も。
あの後にけいちゃん(義兄)の携帯にパパから連絡があってね、
「電気ポットの電源入れっぱなしで来ちゃったから、
消しに行ってくれる?
」
ってさ。
まったく人騒がせだよね~。
ってことで、なんか目が覚めちゃっただろうけど、
また眠りに戻って~

』
えっ
はぁっ
いやぁ、、、最高に嬉しい結末なんだけどね、結局のところは。
でも、、、
父さんよ、それぢゃまるで
SECOMのCMに出てるキムタクと同じだってば
SECOM、してますか~?
してないけどさ。
あは。
アハハハ。
***
はい、
おあとがよろしいようで~
トントン、ピ~ヒャララッチャラ~
はぁ
どうよ、これ、普通にノンフィクション。