カウンセリングの時

何かの話から、こう言われた。



「自分を愛してあげなくちゃ。

 自分を愛するのも傷つけるのも自分じゃない?」と・・・



でも

「他人を傷つけるのも自分じゃないですか?」



そう答えた私に



「傷つけるつもりがなくても、傷つけていたりする事もあるしね。」



そう言われてますます混乱した。

自分が傷つく事を他人からされたくないから

他人を傷つけるぐらいなら自分が傷ついた方がいい

ソウ考えていることを

上の答えで返された。



そしたら

私の考えはどーなるの?



「みんながみんな、そう思っていてくれればいいのにね。」



でも、現実はそうじゃないと・・・




そこで私が葛藤しているのに

みんながそう思ってないんだから

あなたも別にそこまで考えなくていいのよ。



・・・そう言われてる気がした。




「もっと自分を大事にしなさい。」



そう言われたけれど

私の頭の中は

大事=甘やかす なのだ。



自分を大事にする。と

自分を甘やかす。のは違うの?


どう違うの?



自分を傷つけるのは自分なんだったら

自分を甘やかすのも自分なんじゃないの?




みんながみんなそう思わないから

知らずに他人を傷つけていたり

知らずに他人に甘えていたりするんじゃないの?




そんな

なぁなぁに生きていけないから困ってるのに

ハッキリした答えなんて誰も答えてくれない。




私の頭の中は

ずっとグルグル・・・




連絡なんて一切なかったあなたから

突然の連絡

そして、お金を貸してくれと・・・・




私はあなたを責めました。

私の何を知っているのかと

ただ、娘という以外

あなたは私の何を覚えているのかと・・・・



あなたを父だと思ったことはない。



私のあなたへの記憶だけが

私の父という存在で

今、お金を貸してくれと

情けない声で言うあなたは

私の父ではない。



ずっと責めたかったわけじゃない。


ただ父はいないと言い聞かせて生きてきた私の

この何年もの間の私の気持ちを

どう処理させていいのかわからなかった。




姉に言われた言葉は

自分が何をしてきたかわかっているから

だから連絡してこれなかったんでしょ。



そう言われても

可愛がられていた姉には

私の気持ちなんてわかるわけないと

そう思っていた。



訳のわからない、説明のしようがないこの気持ちで

このまま知らないフリをしようと思った。



出来れば

電話が来た次の日に

私がお金を振り込まなかった時点で

あなたが諦めて、二度と連絡がこないようにと

そう願っていた。




しかし

二回目の電話が来たとき




ただただあなたを責める事しか出来なかった。



いつも多くを語らず

弱さなど見せず

可愛がられた記憶などなく

それでも

それが私の父の品格なのだと

ずっとそう思って来た私の気持ちを

たった一本の電話で

あなたはズタズタにした。



悔しさと情けなさと

親の立場として考えると

娘に責められる父の心情を思うと

泣く事しか出来なかった。

責める事しか出来なかった。




泣きながら責める私に

情けない声で

すまん。すまん。と



まるで私が悪いかのように

責めた私に罪悪感だけを残した。




あなたは私の何を知っていますか?



私にも子供が2人います。

そしてあなたと変わらない状況で

一緒には住んでいません。

でも、同じ親として

子供の成長を知らない事が

私には理解できません。



父と娘

母と息子


この違いがそうさせてるのですか?




これはあなたに捧げる私の手紙です。

この何年もの連絡がとれなかった

私の人生です。






先日

私の携帯電話が鳴った。




携帯を開いてみると

そこには

覚えはあるけど

見慣れない文字が出ていた。





・・・・私の父だった。





もう15年以上も連絡なんてとってない。

最後に会話したのすら

嫌な記憶しかない。

やっぱり父は姉派なのだと気づかされた

そんな思い出しかない最後の記憶。






そんな父からの電話を

私は出ようかどうしようか迷った。





迷ったけど

祖父母に何かあったのかもと

電話に出た。







彼は今までの事なんてなんでもないように

おお。俺だけど。親父。

そういった・・・・





前にも書いたけど

私には父親なんていないものと思って生きてきた。



それだけの事をされたと思って生きてきた。




私のお友達は

私の口からお父さんなんて出るなんて

誰も思わないぐらいに

私は父の事なんて頭の片隅にしかいなかった。




なのに

彼は私の今を聞かず

自分の今を話し出した。




そのとたん気づいた。





お金だ・・・・・。








案の定お金だった。

自分の今の状況を説明して

お金を貸してくれないか・・・と。







私は彼から連絡が来る事すら信じられなかったし

彼がノウノウと親父だと言い出した事に動揺したし

私の事など一切聞かずに自分の事だけを話す彼に

若干吐き気すらも感じた。




あまりにも想像してなかった出来事に

私は彼の話を聞くことだけで精一杯で

何も質問が出来なかった。



ただ彼が話す自分の近況と

口座番号を控えるので精一杯だった。



電話を切ったあと

わけがわからなかった。



姉にも電話をしたとか

年金がどうとか

車検がどうとか・・・・




そして

ふと思った。




私の近況なんて一切聞かれなかった。





正直、腹が立った。

そして

情けなかった。




でも

あんなに私が父を求めていて

知らないフリをされてきた私が

今彼が必要としていることが少しだけ嬉しかった。






なのに

どうもしっくりこない。






彼は

私がこの15年以上

何をどうしてどう生きて来たかは知らない。



私が今どうしているのかなんて

知りもしない。



だけど

聞きもせず

言い訳のように

自分の状況だけを話し

お金を要求する。





それって

父親ですか?







それでも

お金を貸すのですか?








私は納得がいかない。






今は着信拒否をかけた。






情けなさと

腹立たしさと

むなしさと

なんとも言えない気持ちが

私の悲しみだけを襲う。

涙がとまらない。






何をどうすればいいのだろう。





きっと両親に大切に育てられた人には

絶対にわからないだろう。この気持ち。




ようやく

私が私らしくいられるようになってきたのに

神様 今ですか?




私に試練を与えるのですか?





また

私が私を嫌いになりそうです。