少し前にある人とオセロ大会の順位の決め方について口論になったことがあります。お互い自分が正しいと言って譲らなく、結局相手が「水掛け論だからやめる」と言って終わったのですが、自分の中ではその結論になるのはおかしいと思うので、是非とも第三者に判断して頂きたくここに書くことにします。

 口論の内容ですが、口論の内容は「オセロの大会で優勝者を決める際、同じ勝数で並んだ人のどちらが優勝かを決める時に、石数で優勝が決まるのは納得いかない」というものでした。自分は石数で決まるのは妥当と思っていたのですが、相手が納得できないようで、これを巡って口論になりました。

 これは口論の流れです。

相「同じ勝利数の場合、石数で優勝が決めるのはおかしい」
自「自分はそれでいいと思う。ならば逆に聞くが、じゃあ何で決めるのがいいんだ?」
相「プレーオフでいいんじゃないの」
自「プレーオフをするとなるといつもより時間がかかる。その場合の会場費はどうするつもりなんだ。しかも毎回プレーオフするとは限らない。やるかも分からない制度のために会場代を多く払うなんて理に適ってない。」

相「そんなのはどうでもいい話だ」
自「どうでもよくないだろう。会場は金を払って借りているのだから、長く借りれば借りるほど金はかかる。その金はどこから出てくるんだ。」
相「ならば参加費を高くすればいい」
自「参加費が高くなれば参加しない人も出てくるだろう。金持ちばかりではない。」

相「その程度で出ないならば情熱が足りないんだろう。高くても出たい奴だけ出ればいい」
自「それはあまりにも強引な理論だ。参加費が高いならば出たいと思う人も確実に減るだろう。
相「人口は変わらないんじゃないか。…まあ出る回数は減るだろうが。」
自「人口が減るのも回数が減るのもさして変わらない。1人あたりの出る回数が減るのは問題だろう。回数が減れば連盟に入る金も減るだろう。そうすれば大会の規模を縮小せざるを得ない。例えば1000円で30人来るのと、1500円で15人しか来ないのではトータルの収入が全然違う。」

相「それはおかしい。高いと人が来ないという理論では東京の大会は参加費が1500円だが人数が多いということの説明が付かない」
自「それもおかしい。東京は人が集まりやすいし会場も綺麗なところが多い。だから参加するのではないか。逆に聞くが、もし地方の大会も参加費が1500円になったとして、参加したいと思うのか?」
相「…思わないな。」
自「そうだろう。そもそも地方に行くための電車賃も高く付く上に参加費まで高かったら参加する人は少なくなるだろう」

相「そもそも電車賃が高すぎるんだ」
自「その議論へ行くのはおかしい。電車賃はそもそもオセロの大会とは無関係の話だ」
相「じゃあ、もう運営が頑張ればいいだろ」
自「大会の景品すら参加者の善意の提供でまかなっていたりするのにこれ以上運営に負担を掛けさせるのか。費用対効果が伴っていないだろう。効果の対を運営の努力にしてどうする。」

-ここで脱線による話題の修正-

自「結局時間は伸ばせないという結論になったとして、やはりプレーオフ以外で考えるべきだと思うが?それに、プレーオフだと1位と2位は決められるが、3位の奴は逆転優勝すらできなくなる。」
相「そもそもスイス式が公平ではない。3位のクセにそこから逆転優勝できるのがおかしい。」
自「必ず6回戦で終わるというメリットがある上不公平だとも思わないしおかしくないと思うが?」
相「同じ1敗でも初めに負けると弱い奴と当たる。だが最後の1戦まで全勝で最後だけ負けだと、どう考えても後者の方が強い奴と当たっていることになる。これはおかしい」

自「では聞くが、不公平じゃない方式がそもそもあるのか?」
相「トーナメントとか。」
自「それこそおかしい。トーナメントだと1位は一番強いことにはなるが、2位が二番目に強いとは限らない。」
相「意味が分からん」

自「つまり、1位の奴が1回戦で戦った相手がもしかしたら2番目に強かったかもしれない。それに一度負けたらもう終わりになるだろうが。それに他の順位をどうやって決めるつもりだ。まさかわざわざ"○位決定戦"をやるつもりか。それこそ時間がかかる。」
相「そもそも優勝、2位、3位付近以外の順位は決める必要がないだろう」
自「何でそうなるんだ…」

相「もういい、水掛け論だ。これ以上話しても無駄だ」
自「いや、どう考えてもこっちが正論を言ってるんだが…」
相「話は終わりだ」
自「はぁ」



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と、長くなってしまいましたがこんな話をして終わりました。
これは僕から見ると相手は理論が通ってないし話にならないと思うのですが、他の人から見たらどうなるんでしょうね?
相手も学生だと言ってましたので自分よりは年下なのかもしれませんが…。それにしても理屈が通ってなさすぎると思うのですが、僕は間違ってるんでしょうかね。
後半戦の検討です。

【4局目】 対初段 なかしゅん黒番 50石
棋譜:
c4e3f6c5c3e6f5c6d3d2c2b3b4a3d1f4d6e2g3c1f3d7b5b6b1e1f1f2d8h4
c7c8h3h2b8g5g6e8f8g2h5h6e7g4g1f7h1b2a6a4a1a2a5b7g8g7a7a8h7h8

 ほぼ互角の進行でした。差が出たのはここらへんから。
なかしゅんのオセロ日記-10/10/31 4局目
次26手目 白番 (着手はe1)

 白の予定としては、上記の時点で上辺ストナーを決める予定だったそうですが、間違えてe1に着手してしまいウイングを作ってしまったとのこと。
 確かに黒の辺の形は悪いですが、白そこまで良い手がないのも事実。白e7が最善となっていますが、白e7の後は黒f7に置くでしょうし、そうするとどっちにしても右壁を破らなければならなくなってしまいます。

 また、対局後の検討では「f1やf2に置くと、上辺が白から打てない状況になってしまうから置きたくない」とのことで(e1より評価値が良いですが)、そうするとやはり壁を破るしか手は無いでしょう。
 上記の時点ですと、黒a5が良さそうな形で、黒a5なら種石ができるため、その後は黒d1にもf2にもe7にも置ける状況になります。それを考えると白e1で黒f1を取らせることによって、黒a5に置きにくくする狙いもあったのでしょう。

 …ただ、黒e7はまだしも、黒から上辺に着手してもあまり良い形になるとは思えません。そうなるとやはり白は形の悪い上辺には現段階では手を付けず、右壁を破って将来ストナー…というセンの方がいい気もしますね。

 それよりも白不利してしまったのは右壁の破り方でしょう。
なかしゅんのオセロ日記-10/10/31 4局目
次30手目 白番 (着手はh4)

 ここで白はh4と打ってしまいました。その後は黒h3と取らずにまず黒c7、そして白がcラインに着手したところで黒h3というところでしょうか。
 いや、実戦での白h4→黒c7の後も、白がe7に打てば、多少は難しい局面になったのですが、黒c7の後に白c8と取ってしまったのも白大差負けとなった原因のように思えます。

 いずれにせよ、白の細かい悪手が積み重なって最後に炎上したというイメージでした。


【5局目】 対初段 なかしゅん黒番 42石
棋譜:
c4e3f6e6f5c5f4g6f7e7d3g5b5c2e2c3d2b4f2f3g4h3d6f8h4h5d7c1e8a6
b3g3a4a5a3e1f1d1b1c8d8c6b6c7a7b2h7b7a8b8g7h8g8h6g2g1h1h2a2a1

 相手は初段ですが、連盟レートでは自分と1しか変わらず、ほぼ互角だったようです。
 中盤は黒が不利な進行か…と思いきや、ある手を境に逆転しました。

↓21手目の黒番でg4に打った後です(◆はそこに打ったという場所)
+ + + + + + + +
+ + ○ ● ● ● + +
+ + ○ ○ ○ ○ + +
+ ○ ○ ● ○ ○ ◆ +
+ ● ● ● ○ ○ ○ +
+ + + + ○ ○ ○ +
+ + + + ○ ● + +
+ + + + + + + +
なかしゅんのオセロ日記-10/10/31 5局目
次22手目 白番 (着手はh3)

 自分はすぐに白h4が良い手だということに気が付きました。しかし白の放った手は白h3!これでかなり楽になりました。
 これ以外にも気になった白のミスがありました。

↓27手目の黒番でd7に打った後です(◆はそこに打ったという場所)
+ + + + + + + +
+ + ○ ● ● ● + +
+ + ○ ○ ○ ● + ○
+ ○ ○ ● ● ● ● ○
+ ● ● ● ● ○ ○ ○
+ + + ● ○ ○ ○ +
+ + + ◆ ○ ○ + +
+ + + + + ○ + +
なかしゅんのオセロ日記-10/10/31 5局目
次28手目 白番 (着手はc1)

 この場面も自分はすぐにc8に打つのではないかと思っていました(そうしないと次の手で黒がe8に打って黒有利な展開になるため)。しかし実戦はc1!白はc1に打つ必要はないはずですので、手を稼いだか、手を渡した形を取りたかったのでしょうが…。この2場面でかなり差が開いてしまいました。
 この手で思いましたが、どうやら相手の初段の方は、「相手が打った場所の延長線上に打って取り返す」という手を考えていないのではないかと思います。
 強引に取り返す手というのはあまりに強引過ぎると悪手になりますが、こういった「強引に取り返しても不利な形にならない手」というのは意外と存在します


【6局目】 対二段 なかしゅん黒番 25石
棋譜:
c4e3f6e6f5c5f4g6f7d6e7f3g5c3g4d3c7c6d7c8b6e8d8f8e2b5a5b4f2a4
b7h5h4h3a3e1h6h7g7a8b8a6a7a2c2b1f1g1g2h1b3h8g8d2d1c1g3h2b2a1

 序盤に差が開いてしまいました。一度も逆転はしませんでした(終盤に3石差・5石差まで詰め寄った時もありましたが…)。

なかしゅんのオセロ日記-10/10/31 6局目
次25手目 黒番 (着手はe2)

 先に左に着手してしまうと黒e2の手が旨くなくなるので先にe2に打ったのですが、これが-8で良くなかったみたいです。最初はb5を考えたのですが、その後白b4に入られるとなると、結局放置してもあんまり変わらないか…と思っていました。
 ですが最善がb4だったとは…全くの盲点でした。
某三段「(なかしゅんは)なんかズルいよね。まだ初段なんて」

…なーんて言ってたので、数えてみました。そしたらなんと衝撃の事実。

7勝0敗(小中学生合同の部) 1回
5勝1敗(級位者大会) 1回
4勝2敗(三段以下大会) 1回
4勝2敗 4回
3勝2敗 3回
3勝2敗1分 2回
----------勝ち越しの壁----------
3勝3敗(三段以下大会) 1回
3勝3敗(級位者大会) 1回
3勝3敗(中学生の部) 1回
3勝3敗 4回
----------負け越しの壁----------
2勝3敗 6回
2勝3敗1分 1回
2勝4敗 8回
1勝4敗 1回
1勝5敗 2回
0勝5敗 2回
0勝6敗 2回

(※不戦敗含む)

・なんと全敗の多いこと
・なんと負け越しの多いこと
・なんとセコい勝ちの稼ぎ方だこと(強さ限定部門多い)
・しかも負け数数え間違えてて、勝ち数≒負け数だと思ってたら負け数の方が大幅に多かった件


【結論】
どこがズルいねんw
※WZebraは16手読み+終盤20手完全読みを使用しています

今回は接戦や逆転の試合が少ないので全体的に短くなります。

【1局目】 対三段 なかしゅん黒番 16石
棋譜:
c4c3d3c5d6f4f5e2f3d7c6e6f6e7d8c7c8g3g4e3e1h4g5h5d2c2b3d1f1c1
b1f2g6h6b4b6b5a4a6f8h3h2a5a7g1e8g8a3g7h8f7h7b2b8g2h1b7a1a2a8

 自分が改めて感覚プレイヤーなのを思い知った反面、やはり数手先を確実に読まなければ上には上がれないのだと改めて実感した試合でした。

 序盤に自分が悪手を1回、相手が悪手を2回打ったため、終盤までは若干黒が有利な展開。
 自分が外された際の定石を知らなかったことを考えると、かなり健闘した方でしょう。しかしまだ先が見えていないことを思い知らされました。
なかしゅんのオセロ日記-10/10/31 1局目
次45手目 黒番 (着手は自滅の黒g1)

 ここでの敗因は、ブラックラインばかりに気を取られて辺の形を気にできなかったことです。最善手進行は2パターンあり、
黒e8→白b8→黒f7→白g8→黒g1の後、白a3では黒b2でホワイトラインを通されるので白g7しか置けず、偶数理論でも追いつかれずに勝ち。
黒e8→白b8→黒b7→白a3→黒g2→白f7→黒b2→白h1…でも黒は左辺と下辺を取れるため、勝ち。

 もう少し考えていれば勝てた試合なだけに悔やまれます…。
 ちなみにこの三段の方とは3戦3勝だったのですが、初敗北により3勝1敗となりました(大会開始前にベタ褒めしてきたのも主にこの方)。


【2局目】 対2級 なかしゅん黒番 56石
棋譜:
d3c3c4e3f6c5f3e6d6e7c6d7b4b3b6c7e8b5e2f2f1a6c2d2a3a4d8f4g3f5
g6e1c1d1a5a2b1a7b7f8f7g4g2g5g8h6h7h3h2a8g7a1h5b2b8c8h4h8g1h1

 流石に2級に負けるようなヘマはしませんでした。この試合は一度も黒優勢にならないまま黒の負けでした。ですが、黒が追いついた場面もありました。
なかしゅんのオセロ日記-10/10/31 2局目
次20手目 白番 (着手は白f2)

 この次の黒は最善d8(-2)だったのですが、実戦はf1(-18)と打ってしまい、決着が付きました。


【3局目】 対四段 なかしゅん黒番 29石
棋譜:
c4e3f6e6f5c5f4g6f7d6e7f3g5h5g4g3h4h6h7d3d2c3c7f2f1e8c2e2h3e1
c1d1f8c6d8c8d7g8b3a4b4a5b6g2b2a1b1b5a2a3a6g1b7a8b8a7h8h2h1g7

 途中までは互角だったのですが、27手目で一気に差が開いてしまいました。
なかしゅんのオセロ日記-10/10/31 3局目
次27手目 黒番 (着手は白c2で大悪手)

 この時自分は、黒f8だと白にd7を打たれて意味がないと思っていたのですが…よくよく考えてみると、黒f8に置いた後、もしd2の黒が消えた場合は黒d8が有効ですし、白g8と取っても白の形が悪いだけなので、手を稼ぐという意味でもプレッシャーをかけるという意味でもかなり良い手なのだなぁと思いました。

 最終的には終盤で黒が追い上げたため、-22ほどの差は付かなかったのですが、それを考えると尚更上の場面で最善を打てなかったのが悔やまれる一局でした…。


※続きはまた後ほど書きます。
 
 10/31の横浜フレッシャーズ2010に出場しました。
 この大会は三段以下が対象の大会で、出場制限のある大会は「横浜フレッシャーズ2004」以来、実に6年振りの出場となります。

 さて、今回は一部の参加者の方から「優勝候補(笑)」と言われ、期待(笑)されていたのですが…(苦笑)
 散々な結果となってしまいました。

6. なかしゅん      ×-32 ○+48 ×- 6 ○+36 ○+20 ×-14 3勝 3敗 0分
  東京    初段   三段  2級  二段 初段  初段  二段       +52

 お分かり頂けただろうか!なんと今回は初段以下にしか勝っていないのであった…!
 初戦の三段の方には終盤で逆転されてしまったため、言い訳をするとなると「ポカした」ということになる訳ですが、その実態は純粋に勝ちパターンを導き出せなかっただけなので負けは負け。
 しかし、残りの二段の方相手には逆転することなく完敗したので、実質勝てたのは大差勝ちした初段2人と2級1人なのです。こんなようでは二段なんてまだまだ早いですよね(まあ自分は2回の権利で二段になるつもりですが)。

 参加者は17名で、自分は6位だったため、半分よりは上なのですが、それでも3勝のトップというだけなのであまり嬉しくないです。三段以下の大会なのだから、せめて4勝はしないと…という感じです。

 実はまだ大会の結果が貼り出されていないので、初段の方が何人出場していたのかは分かりませんが、初段のトップであればまだ救いはあるかな…?

 初戦に対戦した三段の方も、「(なかしゅんは)強い相手の時に強いイメージ」とか「無差別の大会の方が二段取れるのかも」とか仰っていたので、正にその通りなのかもしれません。…多少持ち上げすぎなのではないかとも思いますが。