そんなわけで東京諸島巡りの7島目。
昨夜に東京竹芝を出港し、三宅島にやって来ました。
新宿までVSEのお別れ乗車、御茶の水に移動して豚丼を食べ、ひとっぷろ浴びてからの乗船。
この流れが定着しつつあります。
前回(神津島)の御茶の水メシは丸亀製麺だったので、若干成長が感じられますね。
東京から200km。
神津島からは40km程度の位置にある伊豆諸島の中では大きめの島です。
今回の旅程も2泊3日。
初日に軽く三宅島を観光し、午後になったらお隣御蔵島へと移動。
2日目はガッツリ御蔵島を巡り、お昼過ぎに三宅島へ帰還。
そして3日目お昼に出る船で帰京する流れです。
三宅島に着いたのは早朝5時。
こんな時間に放り出されても行く所はありません。
とりあえず開いていた船客待合所で日の出を待ちます。
三宅島で一緒に下船した同士達は早々に各方面へ散って行ったので、建物内はひっそりと静まり返っています。
うたた寝を繰り返して1時間。
6時を回る頃には空が明るくなってきました。
水平線にぼんやりと浮かんでいるのは神津島。
2ヶ月前はあそこにいたんだと思うと感慨深いです。
どうも小笠原に行って以降、海越しに他の島が見えるだけで感動するようになってしまった。
三宅サンライズに期待を寄せつつ、ふらふらと散策を始めます。
この島は何処へ行っても溶岩&溶岩。
伊豆諸島では大島と並んで火山が活発な島。
最近では2000年にも噴火をしています。
そのせいか冷えて固まった溶岩の上に都道や遊歩道を造っている模様。
これは火山島ならではですね。
海際に停められていた謎の車。
たぶん釣り目的なんだろうけど、近くに人がいなかったから違和感マシマシだった。
この時点で6時40分。
既に日の出時刻は過ぎていますが、なかなか山から太陽が顔を出してくれません。
海岸に沿って行く当てもなく歩き続けていると、
学校舎らしきものを発見。
事前に「三宅島には噴火で埋もれてしまった鳥居がある」と聞いていたので、
それの学校バージョンか!?
と、俄に好奇心が刺激されます。
その廃校舎に至る道すがらにも、溶岩の上に敷かれた遊歩道を通っていきます。
おお…学校が埋もれておる……。
上の写真が3階建ての校舎で、下が体育館。
天井の鉄骨がぐにゃりと曲がったまま冷えて固まっています。
これは1983年の噴火で押し寄せた溶岩によって埋もれてしまった阿古中学校。
この噴火で奇跡的に死傷者ゼロだったものの、集落ひとつが消えてしまいました。
7時を回ると商店が開くので、朝ごはんを買いに走ります。
またまた無人の船客待合所に戻ってきました。
がらーんとした中で黙々といなり寿司を頂きます。
港近辺を1時間ほど散策して、見たものは溶岩だけでした。
画像フォルダ見ると黒色の写真ばかり。
これをどうブログにまとめようかと悩んだ挙句、ご覧のようになりました。
三宅を出るのは15時半。
あと7時間近くあります。
この日は「御蔵島へ移動するためのクッションDAY」という認識だったため、まじでする事が思いつきません。
どうしよう。
続、