6月、私にとって苦手な時期。
4月の新学期準備から学級開き、運動会と休みなく駆け足で過ぎていった2ヶ月。
身体には2ヶ月分の疲労。そして、梅雨の時期特有の不安定な天気。
1年の中で1番体調を崩しやすい時期。

今年は初めての高学年担任。迫る林間学校。
林間学校まであと1週間という頃、いつもは受け流せる冗談がなぜか心に引っかかる。
それと同時に、自分のダメなところが嫌というほど見えてくる。
周りの態度がどこかよそよそしく感じる。


そんな時、同じ学年のM先生と林間学校の振り休の話をしていた。
私が好きなサッカー(W杯)の試合があったので、「明日休めば?」とM先生が冗談混じりに言った。「林間学校前じゃないですか。明日は、休まないですょ。」と返したけど、その言葉がなぜか心にグサッと刺さった。相手に何の悪意もないのに。ただの冗談。
なのにそのときは、「あー私は必要ないってことか。いなくても困らないってことか。」そんな想いが頭の中にグルグルしていた。
自分の席から動けない。M先生も同じ学年の先生も帰った職員室でただ自分の席に座ってパソコンを見つめながら、頭の中でずっと、グルグルグルグル考えていた。

「micuno先生、そろそろ閉めるよ!」教頭先生に声をかけられたけど、返事ができない。言葉が出てこなかった。代わりに出てきたのは、涙だった。
そんな私を見て、教頭先生はすごく驚いて、「えっ⁉︎どうした?」そう言われたけど、今の自分の状況が1番分からなかったのは自分。
絞り出した言葉は「大丈夫です。」その一言がやっとだった。

家に帰っても、どぉしようもない不安。
自分は必要じゃない。みんなに迷惑ばっかりかけてる。全然仕事ができてない。だからみんな私のことが嫌いなんだ。と疑心暗鬼。
考えれば考えるほど、苦しくなっていく。
ポジティブな考えなんて全く出てこない。
明日なんて来なきゃいい。そんなことさえ考えてた。
その日の夜は、全然寝られなかった。
今思えば、もぉあの時には、始まっていたんだと思う。辛い地獄の日々が。