筑波大学LGBTQAサークル「にじひろ」

筑波大学LGBTQAサークル「にじひろ」

セクシュアルマイノリティについて、もっとたくさん正しい知識を知ってほしい!
そんな想いから生まれた筑波大学のLGBTQA公認サークル「にじひろ」です。

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皆さん、こんにちは。本格的に暑くなってきましたね。

さて、7月13日に英国から来日されたLGBT研究をなさっている方とにじひろで交流する機会があったので、簡単にですが報告したいと思います。(内容がちょっと専門的になってしまっている部分があるかもしれません。もし、コレ何?どういうこと?と疑問に思ったことがあったら、お気軽にコメントをお願いします。)



国際会議のために来日されたバーミンガム大学のDr. Nicola K Gale と、主に互いの大学のLGBTQ学生の支援について話しました。もちろん、言語は英語です。(メンバーはこの日のために7/9の活動で、英語で話してみようとしたり英語のプレゼンの準備をしたりしました。普段英語を読む機会はあっても話す機会はないメンバーが多いので、不安な顔がちらほら…。でも、伝えたいことがあって自分の興味のある分野なので、何とかなるものですね。)


まずは自己紹介をした後、にじひろメンバーが今までの活動と筑波大学の現状についてプレゼンしました。T-act「セクシュアルマイノリティ×学校教育」のこと、にじひろの設立経緯、筑波大学・つくば市でのLGBTQはどのような環境にあるのか、あったらいいと思う支援について、日本の中高生のLGBTQの状況などを話しました。



次にNicolaからのプレゼン。というところで、パソコンのトラブル…。
メンバーが持ってきていた別のパソコンを使って何とか続行しましたが、こういうときにはトラブルも予想して用意しておかなければと反省しました。



Nicola からは、英国におけるLGBTの歴史から始まり、LGBTQ学生に対する支援としてBirmingham大学で行なっている取り組みについてさまざまな話を聞きました。
私が印象に残ったのは、まず英国ではLGBTに対する法的保護の制度が整っていること。特にLGBTだけでなく、sex, race, religion などsexual orientation だけでなく、あらゆる特徴による差別に対する法律を1つにまとめた平等法(Equality Act 2010)は素晴らしいなと思いました。次に、LGBTQ学生への支援の方法が数多くあること。私たちにじひろメンバーで筑波大学での状況を説明するためにプレゼンの準備をしていたとき、一言でいえば「支援は何もない」であり、あってほしいと思う支援もカウンセリングくらいしか思いつかなかったのですが、これほど多くのことができるのかと驚きました。

University of Birmingham での支援の例
・健康支援センター
・演劇の授業において、学生が登場人物について考えるときに先生の一言「その登場人物はボーイフレンドがいる?それともガールフレンド?」
・Ally(アライ、支持者)であることを示すステッカー
・ゲイ男性やレズビアン女性によるカウンセリング
etc.


もちろん日本と状況が違いすぎて、まだまだ日本ではできない支援もありますが、工夫すれば、日本でも筑波大学でもできるのではないかと感じることもありました。にじひろメンバーで、終わった後に感想や意見を言いあったのですが、「定期的にLGBTについて伝える基礎講座を開催してはどうか」「先生への支援も必要」「Peer(仲間)として私たちが相談にのれるのではないか」という意見が出ました。


少しずつでもいいから、変わってほしい・変えていきたいなと思います。


れーなでした(^^)