北海道教職員組合からの不正資金提供事件で、22日、自らの選挙陣営の会計担当らが起訴されたのを受け、記者会見を行った民主党の小林千代美衆院議員の一問一答は次の通り。

 冒頭、用意した文面を見ながら発言。

 「私の選対関係者が本日、政治資金規正法違反容疑で起訴されたことについて、私自身大変残念に思っている。多くの皆様方に迷惑、心配をかけ、有権者の皆様方に政治に対する不信感を与えてしまったことに、心からおわびする。起訴の内容は現時点では詳細は把握していない。私に法的な責任を問うものではないとしても、道義的責任を痛感している。今後は裁判の推移を見守りながら、応援をいただいた多くの皆様方の期待に応えるために、国会、地域での活動に全力を尽くし、信頼回復に努め、職責を全うしていきたい」 

 --離党も辞職もしないということか

 「離党、辞職は考えておりません」

 --道義的責任はどうとるか

 「いま以上に国会での活動、地域での活動に全力を尽くして、地域の皆様方に約束したことをしっかりと実現していき、民主党政権を選んでよかったと思っていただけるように、信頼回復のために、今後とも全力を尽くしたい」

 --政治倫理審査会に自ら出席する意思はあるか

 「私の方から出席を要請することは考えていない」

 --離党も辞職もしないというのは、有権者の感覚とずれているのでは?

 「私がこれから真摯(しんし)な態度で政治活動することによって、有権者の皆様に責任をとれるようにする」

 --札幌地検で聴取された際の具体的なやりとりは?

 「地検で私も参考人として聴取を受けた。今後の裁判にもかかわってくるので内容については差し控えたい。起訴された方々もこの間、黙秘していたとうかがっておりますから、事実誤認のところもあるのかと思っております」

 --辞意をもらしたという報道があるが?

 「そのような事実はない」

 --今回の事件では、組合と政治家との関係が問題となった

 「応援をしていただくというのは本当にありがたいことだと思う。さまざまな有権者の支援があるからこそ、政治家は仕事ができる。ご支援をいただいたことには、本当に心から感謝をしたい」

 --選挙が組合丸抱えだったと批判されている

 「組合だけでなくて、選挙は、多くの方々の支え、支援によって行われるもの。私も多くの方々の支えで、今の職責を与えられたと考えている。それはありがたいことだと思っている。その思いは今も変わっていない」

 --今回の事件への関与は?

 「起訴された内容については存じておりません。報告も受けておりませんでした。これは、事情聴取でも申し上げたことです」

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 福岡県田川郡香春町(かわらまち)の町立小学校に勤務する男性教諭(52)が、卒業式の練習の際、児童に向かって「6年生は粗大ごみで、卒業式は大掃除の日。クリーン作戦だ」と発言していたことが17日、分かった。同町教育委員会によると、教諭は暴言について児童や保護者に謝罪。校長に口頭で厳重注意され、反省しているという。

 同町教委によると、同校は全校生徒89人で1学年1クラスの構成。教諭は、教師歴約30年のベテランで、5年生の担任と生活指導を担当している。12日に、5年生と6年生の児童計29人を体育館に集めて卒業式の練習をした際、6年生を「粗大ごみ」と表現した。この発言により、ショックで泣き出す複数の女子児童もいたため、教頭が「言い過ぎではないか」と、この教諭を注意。その場で教諭が「申し訳なかった」と児童に謝罪した。

 学校は、この日の卒業式の練習は、この発言による児童への影響を考慮して途中で打ち切り、事実を同日中に同町教委に報告したという。教諭はその後、6年生のクラスを訪れて再び謝罪し、放課後には校長とこの教諭が、その場にいた6年生16人の全家庭を訪問し、児童と保護者に謝罪した。保護者からは「許せない」という声もあったという。

 問題発言があった日の卒業式の練習前、6年生の一部児童が、この教諭が担任をするクラスの窓ガラスをふざけてたたき、この教諭が注意するという出来事もあったという。町教委は「熱心な教諭だと聞いているが、どんなことがあったにせよ、許される発言ではない」としている。

 この教諭は「頑張って卒業式の練習に取り組むよう求めたつもりだったが、子どもの心を傷つけてしまった」と反省していて、校長も「不適切な発言だった。職員への人権教育が徹底できていなかった」と話している。
あすの出席を拒否する声も 卒業式は19日に予定されているが、この教諭の参加については賛否両論。学校は「みんなでいい卒業式にしたい」と参加させる方向だが、一部の保護者や児童から「出てほしくない」との声も出ているため、17日に全校生徒の保護者を学校に集めて理解を求めた。18日に校長が判断を下すという。


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 日本WHO協会は3月11日、インフルエンザ対策セミナーを開いた。この中で国立感染症研究所感染症情報センターの安井良則主任研究官は、豚由来の今回の新型インフルエンザウイルスは「ブタ型」の特徴を持ったままで、人に感染しやすい「ヒト型」に変異していないと指摘。ヒト型に今後変異すれば、患者が増加することも十分に考えられると注意を呼び掛けた。

 安井主任研究官は新型インフルエンザのウイルスについて、季節性インフルエンザのウイルスは「ヒト型」で、人の体温に近い36度で増えやすいが、新型は41度で増えやすいことなどから、「ブタ型の特徴を有したままだ」と指摘。より人に感染しやすいウイルスに変異すれば、「患者が増加してくることも十分に考えられる」との見解を示した。
 このほか、新型インフルエンザの今後の発生動向の予測を難しくしている点として、▽A香港型やAソ連型のウイルスは、今年はほとんど検出されていないが、すべて新型に置き換わるか不明▽北半球では、冬の感染拡大はほとんどなかった―を挙げ、「われわれはまだ、終息宣言を出さない」と述べた。


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