昨日は高校ラグビー選手権の決勝戦をテレビで見た。花園ラグビー場のメインスタンドの左右に両校の部員、応援団、保護者、関係者等が陣取っていたが、反対側のスタンドはがら空きだった。花園ラグビー場の収容人員はおよそ2万7千人だという。決勝戦の観客数はおおよそ1万人ぐらいか。

 

それに対して今日の高校サッカー選手権の決勝戦は国立競技場がほぼ満員。去年も決勝戦の観客数は5万数千人だったというが、今年も軽く5万人は超えていただろう。ラグビーとサッカーの決勝戦。観客数はこんなにも違うものか。

 

青森山田が新監督の元でも全国制覇。プレッシャーもあったと思うが、新監督1年目で全国V。これはすごいことだ。涙も出るだろう。

 

しかし、まだ前監督の指導のたまも、前監督の”貯金”があったからだと言う人もいるかも知れない。真価が問われるのはこれからだろう。野球の智辯和歌山のようなこともある。

 

青森山田高校は営業で何度か訪問したことがある。

印象的だったこと1;

玄関前の銅像を一生懸命磨いていたジャージ姿の生徒たち。5,6人いた。声をかけて聞いてみた。「何の部活の生徒さんたちですか」

「サッカー部です」

「よくやるんですか」

「はい、よくやっています」

その時はサッカー部の生徒がなんで銅像磨きをするのかと思った。しかし、今考えてみるに、そんな小さなことの積み重ねが全国大会優勝につながっていくのだろう。

 

印象的だったこと2;

6~7年前だと思うが、玄関前に立看板が立てかけてあった。

「東京大学文Ⅲ類現役合格者 〇〇〇〇(〇〇中学校出身)」

 

聞いてみたら青森山田高校始まって以来、つまり史上初の東大合格者が出たのだという。今もそうであるが、当時も野球部は甲子園常連校だった。サッカー部も県内敵なしと聞いていたし、新体操、卓球なども強い。文武両道で頑張ってる高校なんだと思った。

 

水谷、福原というオリンピアンを輩出した卓球部は、今はなぜかあまり強化されていないようだ。男子新体操は今でも全国トップ3に入るだろう。