ロッテ   001 010 000=2

オリックス 000 000 60X=6

 

オリックス・バファローズが3年連続15度目(阪急時代の10度を含む)の優勝を決めた。優勝へのマジックナンバー「2」で迎えた今日、本拠地・京セラドーム大阪で2位ロッテとの直接対決を逆転、6―2で制した。 

 

セリーグは阪神、パリーグはオリックス。セ、パともに関西を本拠とする球団が制したのは1964年以来、59年ぶり2度目だという。

59年前は南海(現ソフトバンク)と、阪神が日本シリーズを戦い、南海が4勝3敗で日本一になった。

 

当時はクライマックスシリーズはなかったから、リーグ優勝チームが即日本シリーズで日本一をかけて対決した。

 

クライマックスシリーズのある今年はどうだろうか。阪神とオリックスがそのまま勝ち上がり日本シリーズで戦うのか。あるいは2位、3位のチームがCSを制して日本シリーズにコマを進めるのか。短期決戦は何が起こるか分からない。

 

セリーグでは2位広島と3位DeNAがCS本拠地開催を目指して直接対決。DeNAが3ー1で勝利し、2位広島に1ゲーム差と接近した。

 

CSを目指すもう1チームは巨人。DeNAとゲーム差2.5でしばらくはDeNAと並んでいた。つまり、DeNAが勝てば巨人も勝ち、DeNAが負ければ巨人も負ける、そんな試合が続いていた。

 

しかし、今夜は阪神が巨人に8回に逆転、4ー3で勝った。8回裏は阪神2アウトランナーなしから、大山が四球、佐藤輝がバットを折られながらもライトへの2ベースヒット、ノイジーが貴重な2点タイムリー逆転打。

 

阪神は一昨日までDeNAに2連敗、そして今日巨人に逆転勝ち。阪神はDeNAのCS出場への後押しをしてくれている。CSで勝ち上がってくるチームに、巨人よりDeNAを選んでいるかのようだ。巨人と対戦するのは嫌なのだろうか。

 

そんなことはないだろう。今季の対戦成績はこれで巨人の5勝18敗1分け。1979、2003、2004年を抜いて阪神戦ワースト敗戦を更新し、阪神戦だけで屈辱の借金13となった。

 

だったらCSファイナルに勝ち上がってくるのが巨人であってほしいはず。巨人に負け、DeNAに勝っておいた方がよいと思うのだが。