「野球は8対7のゲームが面白い」

野球を愛したアメリカ合衆国第32代大統領フランクリンン・ルーズベルトがニューヨーク・タイムズの記者に宛てた手紙に書いたとされることばだ。それ以来、8対7の試合をルーズベルト・ゲームと呼ぶようになる。

 

8対7、まさしく今日のDeNA対巨人の試合がルーズベルト・ゲームだった。巨人が勝ちDeNAが負けた。勝った方は最も面白い試合と大喜びしたであろう。しかし、負けた方のファンはこんなことがあっていものか。悔しい、悔しい逆転負け。臍をかむことになる。

 

ランニングスコアは;

巨人 220 110 011=8

横浜 160 000 000=7

p井上→松井→ビーディ→船迫→バルドナード→中川(巨人)

p濵口→宮城→山﨑→ウェンデルケン→エスコバー→上茶谷→伊勢(DeNA)

 

情けないDeNA先発の濵口。2回4失点で先発の役目を果たせない。1回は2アウトランナーなしから坂本にストレートの四球。ここから岡本に二塁打、大城にタイムリー、吉川にタイムリーを打たれた。

 

2回も2アウトまで取りながら丸に2ランホームランを打たれた。

打撃戦なら負けないぞとばかりに2回裏DeNAの攻撃。なんと、あんまり聞かない名前の選手、知野直人の満塁ホームランが飛び出す。ふがいない先発濵口への代打だった。ノーアウト満塁で5ー4逆転の満塁ホームラン!

 

DeNAはさらに満塁と攻め、絶好調宮崎の2点タイムリー打、これで7ー4。さらに1アウト満塁とチャンスは続く。あと1本出れば、巨人はこの試合をあきらめるだろう。ゲーム差も5差と開き、CS進出に危険信号が灯るだろう。

 

しかし、内野ゴロでもいい、外野フライでもいいこの場面で、大和が投手フライ、山本が三振で3アウト。巨人にまだ行けるぞと言う気持ちを抱かせた。その後もDeNAは何度もチャンスをもらうが、あと1本が出ずに、巨人に1点、また1点、またまた1点と追いつめられる。

 

ついに9回に勝ち越される。

しかしDeNA9回の裏は2番からの好打順。ランナーが1人出れば絶好調男、宮崎に打順が回ってくる。期待は高まる。

しかし、巨人の大勢に代わる新守護神の中川の前に3者凡退。悔しい、悔しい敗戦となった。DeNAは満塁ホームランが出ても勝てないのか。情けない。もし、CS進出を逃したなら、今夜の敗戦がどうのこうのと言われるだろうな。

 

勝ちきれないDeNA。情けないDeNA。今夜は楽勝で4位巨人に3連勝するはずだった。巨人に引導を渡す試合だったのに。

 

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