令和初の三冠王&日本人選手最多ホームラン!
打たれたピッチャーも歴史に残るぞ
DeNAベイスターズの入江大生投手だ、覚えておこう
151キロの真っ向勝負で打たれた
今後のプロ野球人生で財産(DeNA監督)になるぞ、がんばれ
ちなみに55号を打たれたのは巨人の大勢投手
漢字は違うがどちらもタイセイ
ただし、巨人の大勢投手の本名は翁野(おおの)大勢
名前、登録名が大勢なのだ
DeNAには伊勢大夢(いせひろむ)もいる
真ん中をとってひっくり返すと大勢だ
伊勢はまさに大魔神、雰囲気ある投手だ
村上宗隆と伊勢大夢は九州学院高校出身、歳も近い
ちなみに、54号は巨人の菅野投手が打たれた(神宮球場)
今年のプロ野球最終戦、それも神宮球場で、さらにそれも最終打席で、村上が完璧な56号ホームラン。15試合ぶり、実に61打席ぶりのホームランだった。55号を打って王と並び、さらにバレンティンの60号まで打つのかと期待されたが、その後プレッシャーに押し潰されたのかなかなか打てなかった。
ホームランどころではない。ヒットも出なくなり打率も徐々に下がってきた。監督もいろいろ考えただろう。先発から外したり。打率2位の中日大島に2厘差まで追いかけられた。打率は打席に立たなければ下がることはない。2厘差でも三冠王は確定する。
しかしホームランをあと1本打たせるためには試合に出さなければならない。最終試合の今夜、大島も打率を落としており、3打数無安打でも大島を上回り3冠王は確定する。もし4打数0安打なら打率はトップから落ちる。3打数0安打になった時点でホームランはあきらめて、ベンチに戻るはず。
しかし2打席目に村上はタイムリーヒットを放つ。これで4打席目も打席に立つことが可能になった。
そして、運命の4打席目、最終戦の最終打席、それも本拠地神宮球場だ。その初球。ピッチャーは代わったばかりの入江大生投手だった。
入江もよく投げた。151キロの真っ向勝負だった。何という筋書きの無さだろう。こんなことは漫画や映画なら可能だろうが、いや、漫画や映画なら出来すぎと非難されるだろう。しかし、そんなことが現実のプロ野球で起こるとは!
1964年(昭和39年)に王貞治(巨人)が記録した日本選手シーズン最多本塁打55本を58年ぶりに塗り替えた。昭和39年、どんな年だったか覚えていますか。生まれる前だよという人の方が多いかな。
神宮球場での最終戦終了セレモニーであり、引退する内川、坂口、嶋の3人の引退セレモニーでもあったが、テレビでは延々と中継し続けた。高津監督の名スピーチに涙が出てきた。
家族(子どもたち)からの花束で涙が出て、これもサプライズ、工藤前ダイエー監督が内川に、楽天でバッテリーを組んだ田中将大が嶋になど、もう涙が止まらない。さすがにヤクルトの演出だ。テレビにくぎ付け。ありがとう、BSフジテレビ!