プロ野球は、ヤクルトがDeNAに勝ち、阪神が中日に負けた。その結果、マジック2としていたヤクルトが一挙にマジックを消し去り、6年ぶり8度目の優勝を決めた。
奇しくも2001年の優勝の時も横浜スタジアムでリリーバー高津が押さえて優勝投手となった。今度は監督として、あの時と同じ横浜スタジアムで優勝を決め、胴上げされた。
かたやDeNA、間の悪いことといったら、ありゃあしない。DeNAは横浜スタジアムでの最終試合だった。試合後にセレモニーも予定されていたのだ。ヤクルト優勝、胴上げの後だけに、取ってつけたようだ、寂しいセレモニーになった。
三浦監督のセレモニーでの第一声は、「ヤクルトファンのみなさま、優勝おめでとうございます」。いつか聞いたような?20年前のヤクルト若松監督と同じではないか。
しかし、ウケない、し~ん、観客の歓声なし。ヤクルトファンはみな帰ってしまったのか、みごとにスルーされたようだった。悲しいね。まあ、三浦監督がウケねらいで、若松氏の真似をして言ったかどうかは定かではないが。
DeNAは対ヤクルト6勝17敗2分、なんとヤクルトに11も貯金させてしまった。横浜大洋銀行健在。ヤクルト優勝はDeNAの“貢献”のおかげでもあるのだ。
昨年も一昨年もセリーグビリだったヤクルトがいきなり今年優勝すると誰が予想したのか。
来年は今年ビリのDeNAが優勝しろ!
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花巻東秋季東北大会V!、岩手県勢優勝は大船渡高校以来38年ぶり
花巻東 200 020 000=4 p北條(背番号17)→菊池(10)→工藤(11)
聖光学院 010 000 000=1 p小林(11)
花巻東が聖光学院に4-1で勝利し、東北大会初優勝、おめでとう!
ちなみに岩手県勢が秋季東北大会で優勝したのは、38年前の1983年(昭和58年)、金野投手を擁した大船渡高校以来だ。大船渡高校は翌年のセンバツでベスト4まで勝ち進んだ。監督は釜石南でもセンバツ出場した佐藤隆衛氏だった。
大船渡高校以前は1965年の盛岡商業、そして1961年の宮古高校、1957年の遠野高校など。すべて公立高校だ。
花巻東高校は初めて明治神宮大会に東北地区代表として出場する。いよいよスーパーヒーロー佐々木麟太郎が全国デビューする。佐々木は今大会でもホームランを1本打ち、1年生の秋ですでに高校通算ホームラン47本となった。ちなみに大リーガー、同じ花巻東高校出身の大谷は高校通算56本だったそうだ。
花巻東は初回に4番田代主将と小澤の連続タイムリーで2点を先制。5回表には注目1年生スラッガー佐々木麟太郎の2塁打で2点を追加し計4点。
投手陣は背番号17北條、背番号10菊池、背番号11工藤の3投手が継投した。3人目の工藤翔大は後半の4回を被安打0・与死四球0・奪三振2のパーフェクトピッチングで相手打線を抑え込んだ。すごいピッチャーが何人もいるということだ。
ほとんど岩手県内の出身者で占める花巻東高校野球部員。その中で4番でキャプテン田代(捕手)と1番宮澤(ショート)は遠野東中学校出身、それも上郷町出身の生徒だ。町内在住知人の中にも2人の関係者が何人かいる。いよいよ上郷町出身者2人も甲子園デビューとなる。東中学校の後輩たちへの最高のプレゼントになるだろう。
神宮大会でもし優勝すれば東北枠が1増となる。青森県のベスト4に進んだ2校(青森山田、八工大一)のうちどちらかが選抜されるように、花巻東には頑張ってほしい。
今年の秋季大会は本来ならば青森県で開催されるはずだった。ところがコロナが青森県で感染拡大となり、9月まで部活などは禁止となり東北大会の開催も危ぶまれた。そのため、急きょ宮城県高野連に開催をお願いしたのだと聞いている。青森県の野球部は禁止期間はじっとがまん、実戦の機会もないまま青森県大会、そして東北大会。センバツへもう一歩の2校のためにも花巻東は頑張ってくれ。