iPhoneが勝手に電話をかけてしまう誤動作に時々悩まされる。ポケットの中で震えるiPhoneが発信なのか着信なのか一瞬わからなくなる。相手が通話ボタンを押して「もしもし」に対して、こっちも「はい、もしもし」だけ。
ひどい時には、こっちが発信していながら「何かありましたか」とか「どうしたんですか」と言う。相手から「そっちから電話したんでしょう」などと言われ、初めてiPhoneの誤発信だと気付く。またか、と思う。
ポケットの中から発信されたのにすぐに気付いて、慌てて終了ボタンを押す。すぐに切ったと思っても相手には着信履歴が残るから、その後で電話がかかってくる。「すみません、間違い電話でした」
あるいは、ショートメッセージで、「ごめん、今のはのは間違い電話。iPhoneは接触感度が良すぎて困るよ」などと、送信する。
今日は3回そのような誤動作による電話をかけてしまった。数ある電話番号の中から選ばれたのは千葉県在住のA石に2回と東京在住のK藤だった。奇しくも2人とも数十年も前に担任した教え子である。
A石にはその後すぐに、つまり折り返しの電話が来る前に、「ごめん、今のは間違い電話」で、謝ったが、K藤はすぐに通話ボタンを押したようだ。
「ダメですよ、先生、BBQなんかしちゃ。先日の自衛隊のクラスターもBBQから発生したのですよ。旅行はワクチン出来たら予防接種をした後、来年のオリンピックの後にしましょう」など。
そこで、ネットで検索して、iPhoneの誤発信を防ぐ対応を施すことにした。電話の画面を出したまま、特に履歴の画面を開いたままでポケットにしまうのはやめよう。履歴画面だとワンタッチで電話がかけられる。
電話の画面でも、キーパッドの画面なら勝手に電話はかけられない。さらにロック画面までの時間を2分にしておいたのを30秒にした。これなら電源を切らずにポケットに入れても30秒後にロックされるから誤発信されることはずっと少なくなる。
さらに、何かのフォルダに電話アプリを入れておけば、万一履歴画面を開いた状態で電話アプリを終了させても、フォルダの中の電話アプリに間違ってアクセスすることはないだろう。
可能性としてはSiriが何かの音声を拾い、それがA石やK藤に電話するお願いと聞き間違えれば、A石やK藤に電話をかけることも考えられるが、可能性だけのことであろう。
フォルダに電話アプリを入れると、掛ける時にワンタッチ多くなるが、それほど多く電話をかけるほうではない。
さあ、これでiPhoneが勝手に電話をかけることはなくなるだろう。