DeNAベイスターズの4番だった筒香がMLB(Major League Baseball )へ移籍した。フロリダ州のタンパベイ・レイズだ。

 

ベイは「湾」とか「入り江」、広義では「浜」の意味だ。だから横浜は、「ベイ(浜)サイド(横)」であり、DeNAベイスターズはDeNA浜のスターたちとなる。タンパベイはもちろんタンパ湾だ。

 

(何年か前にタンパ出身の女性が我が家に何日かホームステイしたことがあり、その時タンパの写真集などをお土産にもらい、タンパのことをいろいろ教えてもらった)

 

筒香はベイスターズからタンパベイ・レイズへ、奇しくも「ベイ」つながりの球団への移籍となったのだ。

 

タンパベイ・レイズは昔は、タンパベイ・デヴィルレイズだった。野茂英雄が在籍していた頃もそのチーム名だった。

 

デヴィルレイズの意味は「イトマキエイ」で日本ではマンタと呼ばれる種類、大型のエイのことだ。普通のエイはレイ(ray)という。英語のレイが日本語のエイに変わったと思われるが、英語が日本に伝わるずっと前からエイと呼ばれているようであり、それはないだろう。

 

因みに日本の食卓にのぼるマガレイや笹鰈のカレイは小型のエイにも似ているところがあり、語源的には小さいや劣るの意味の「下」、あるいは「可」レイではなかろうか。そんな説もネットを探してみたがなかった。

 

デヴィルレイズ時代は勝てないチーム。リーグで最下位となったことが何度もあった。チーム名の愛称に付くデヴィル(悪魔)が悪いということか、2008年〜デヴィルを取ってタンパベイ・レイズとなった。松井秀喜も引退前に1年だけ在籍したチームだ。

 

新チーム名タンパベイ・レイズで臨んだ2008年にはなんと、地区優勝、リーグ優勝でワールドシリーズに史上初の出場を果たしたのだから、それ以前はやはり悪魔(デヴィル)が悪さをしていたのだろう。今年日本の主砲・筒香が入団して2度目のワールドシリーズに出場することを期待する。

 

筒香の去った後のDeNA4番は佐野となった。筒香同様にキャプテンにも抜擢された。左打者も筒香と同じ。

 

違うのは、あまりにも違いすぎるが、筒香はドラフト1巡目で指名されたが、佐野はドラフト9位(最下位)だったこと。筒香はホームランバッターであり、佐野はアベレージヒッター、まだホームランを1本も打ててないこと。

 

つなぐ4番打者であり、それがラミレス監督の意図するところなのか。今のところ4番打者として明らかに他チームの4番打者に見劣りがする。

 

今夜阪神に負けたのも4番の差だったような気がする。阪神の4番は大山悠輔。7月に入ってから当たりに当たり、打率なんと5割5分。今夜もDeNA戦で2打席連続タイムリーを打った。

 

巨人には今や不動の4番岡本和真がいる。広島の4番は鈴木誠也。ヤクルトの4番はバレンティン抜けた後プロ2年目の村上宗隆だ。それぞれ日本人4番として“仕事”をしている。

 

セリーグでは中日だけが外国人4番打者だ(ビシエド)。