いよいよ19日開幕のプロ野球。各解説者がセ・パ両リーグの順位を予想している。中にはDeNAをセリーグ優勝と予想する人もいる。DeNAの最下位予想なら毎年少なからずあったが、首位予想とは。こんなことは今までにあったか。私の記憶では全くない。
夕刊フジのスポーツ記者による最新版での予想では;
セリーグは、1 DeNA 2 広島 3 巨人 4 中日 5 阪神 6 ヤクルト
理由は;
CSなし(パリーグはある)120試合と短縮され、過密日程で6連戦が続く。計算できるのは投手力。昨季優勝の巨人は菅野1人だけ。あとは投げてみなければわからない。
その点、質、量ともに充実しているのがDeNAだ。今永、石田、浜口の左腕トリオに上茶谷、平良、新外国人のピープルズ、ドラフト2位左腕・坂本(立命大)と先発候補がそろう。筒香が抜けた打線も、オースティン加入と佐野の成長力でカバーできる。
パリーグは、1 楽天 2 ソフトバンク 3 オリックス 4 西武 5 ロッテ 6 日ハム
理由は;
楽天は涌井、牧田とベテラン投手を補強。岸、則本、松井らと化学反応したら投手王国になる。浅村、ウィーラー、ブラッシュに加え、ロッテから鈴木大がFA移籍。打線は厚みが増した。三木新監督はヤクルト時代の2016年にヘッドコーチで優勝、昨年は2軍監督ながら巨人を倒しリーグ優勝。手腕に問題はない。
監督は共にヤクルトOBのラミレスと三木だが、そのヤクルトは最下位と予想されており、あ〜無情。
DeNAを優勝候補と予想している人は、解説者の中では、佐々木主浩氏、山崎武司氏がいる。
DeNAは(前身の横浜ベイスターズ、大洋ホエールズを含む)98年に権藤監督で日本一(2度目)になるも、その後はず〜と低迷。21年間セリーグ優勝はおろか2位すらなかった。特に大矢、尾花、中畑が監督したあたりは最下位がほぼ定位置だった。
それが、昨年はDeNA、堂々たる2位で、CS2ndステージに進出した。ラミレス監督の手腕であろう。監督就任後の順位は、3位、3位、4位、2位と安定した成績を残している。今年5年目集大成の年である。
ラミレス監督はすでに今季の開幕スタメンを発表している。12球団最速だという。それによると;
1 梶谷(センター)
2 ソト(セカンド)
3 オースティン(ライト)
4 佐野(レフト)
5 ロペス(ファースト)
6 宮崎(サード)
7 伊藤光(キャッチャー)
8 今永(ピッチャー)
9 大和(ショート)
今年もピッチャーを8番に置く。高校野球みたいだが、これがハマるときがあるから面白い。まあ、逆の場合もあるわけだが。