7:30頃、遠野市内に豪雨情報が出されたようだ。雷も鳴っている。真新しい神輿に雷が落ちたら大変だ。

雨のため、板沢しし踊りは獅子頭をかぶるのは一人のみ、子どもたちの手踊りもなしで、太鼓と笛で10数人、そんな体勢で踊ることにしたという。

 

午前中は神輿渡御(みこしとぎょ)。

9:30〜、越田地区にはS木氏宅前にトラックに積まれた神輿が来た。新しい神輿のお披露目でもあるが、残念ながらビニールのシートで包まれており、注目して見てくれた人は少なかったようだ。

宮司が祝詞をあげ、地域の代表者が玉串を捧げる。

 

地域住民も集まって来て初穂料(玉串料)やお賽銭を上げるのだが、以前ほど人が集まって来なくなった。今日はしし踊り関係以外では10数人だけ。

 

その後板沢しし踊りが舞い、お花の御礼口上を述べる。

 

神輿が去った後には、お神酒をいただき、煮しめや餅などを食べたリする慣わしもあるのだが、雨のためか皆さん帰っていく。いつもの会場もしし踊りの控え所となり、地域住民は遠慮したこともあり、お神酒等の振る舞いはなしとする。

 

11:30〜日出神社に上がり、12:00〜神事。今年は神事を行っている間は郷土芸能の奉納を遠慮してもらうことにした。神事の進行や宮司の祝詞奏上の声をマイクで拾い、境内に流してもらう。

 

 

写真は招待芸能の紫波町二日町鹿踊りの様子。雨のため神社拝殿で舞を奉納。

笛や太鼓の奏者と歌い手は座っている。これは神楽のスタイル。遠野のしし踊りで言うところのカンナガラは紅白の布テープである。タネフクベ的な踊り手もいる。

言ってみれば「神楽としし踊りの融合」か。足を踏みならして踊る勇壮な舞は新鮮だった。