張本が大相撲審判団の判断と、特に阿武咲(おうのしょう)審判部長の説明力のなさに喝を入れたこと。まあ、たまには張本にも、あっぱれ!だ。

  ✳︎「阿武咲」はいったいどう読めば「おうのしょう」と読めるのだろう。

 

おととい、夏場所13日目、栃ノ心対朝乃山戦のこと。

軍配は栃ノ心。誰が見ても栃ノ心。

ところが、ものいいが付き、審判団一人の意見に左右され、最も信頼すべき行司軍配を差し違いとした。

 

5人の審判員の意見は割れ、土俵上で6分余りも激論を交わしたという。百歩譲ってビデオでもはっきりしない、審判団の意見もまとまらない、だったら取り直しでもよかったじゃないか。

 

勝負審判の一人は「ビデオ室は足がついていないような話をしていた」と明かし、ビデオ室は軍配通りを“支持”したそうだ。ただ最終的に決めるのは審判員の目だというが。。

 

結局、行司差し違えとされ、栃ノ心の大関復帰はまたしても持ち越され、14日目と千秋楽にすべてをかける。

 

そして昨日、朝乃山は豪栄道に堂々の寄り切りで勝ち、栃ノ心は横綱鶴竜に変化技で勝った。

結果、朝乃山が千秋楽を待たずに優勝、栃ノ心も10勝となり大関に復帰することになった。双方めでたし、めでたし。

 

不甲斐ない一人横綱と二人大関。平幕力士に14日目に優勝を献上してしまった。

今日の千秋楽にはトランプ大統領、安倍首相も観戦する予定だと言うが、どっちらけの千秋楽を楽しんで見ることができるのか。