2020年度入試に向け、また新たな戦いが始まろうとしています。
この1年であなたが大きく成長し、可能性の翼を大きく拡げてくれることを強く願っています。
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まずは大学進学についてあなたなりのしっかりとしたビジョンを持ちましょう。
子どもの数は確実に減っているのに「新時代」に向けての大学の淘汰のスピードが勝り、また「定員数厳格化問題」の余波もあって、首都圏大学の受験環境は厳しさを増すばかり。
しかし、悪いことばかりではない気がします。
明確なビジョンを描けない大学学部は時代の波にのまれ消えていく。中途半端な取り組みしか見せない教職員に居場所はない。
厳しい時代が大学の側の意識を変革し、学びの環境の質を確実に高めているということがいえるでしょう。
ともなれば、僕ら受験生が意識すべき事は「受かることのできる大学を探す」という曖昧かつ消極的な受験プランの策定方法を改め、日本の未来像を見定めたうえでの「自分の就きたい職、深めたい学び」に焦点を当てた学部学科選定という、
言わば至極当然の「攻めの姿勢」を持とうと言うことです。
企業の側も、時代の変容を冷静に見つめている。
極論を言えば、「世間体を気にしなければどこの大学で学ぼうと、相当高度な研究が可能」「企業も大学の肩書きはさておいて、真面目に純粋に学問に取り組んだ学生、結果を残した学生を求める」ということなのです。
好きな学問分野、確信を持てる研究テーマでなければ身を粉にして取り組むことなどできるはずがない。
だから「それ」こそが大切だと言うことなのです。
加えて自我の確立とコミュニケーション能力の増強。
リクルーターや人事採用担当者は「上席に判断を委ねて誹られない人材のコマを進める」もの。
採用権限を持つものは「部下として相応しい人材、環境に馴染む人材を求める」もの。
これは大学でゼミ入室の許可を得る時や院への入学資格を得ようとするとき、アルバイトの面接でも同じことです。
大学に入学すると言うことは社会の入り口に立つことにほかなりません。
であれば、そこに至るまでにそういう勘どころを押さえて、ものの見方考え方、そして自身の演出の仕方を整えていって欲しいと言うことです。
あなたにとって生まれ変わりに等しい大変革となるかも知れません。
一朝一夕に達成できるものではないことですし、受験生という「退っ引きならない立場」にあってこそ、そういう大事業は成るものです。
お勉強のことだけでなく、自分を見つめ自身を探求する好機としてこの1年を過ごしましょう。
応援していますよ。

