古いって連呼してますが、住まいは

人となり

が出ますね。


長い間、大家さんのお母様がおひとりで暮らしていらしたお家。


お母様の施設入所で、貸家にでたと、うかがいました。


至る所に手すりがあり、おひとりになられても、家を守られていた、そのお家。


本当に、立派な作りなんです。


古くても、物の良さがわかる照明やキッチン、建具。


建てられたころ、3人の子どもたちのための11部屋。


家事をしやすいように、インナーバルコニーで洗濯物が干せるようになっているところも、長く家を守っていらした方の、母の賢さがいっぱいなんです。


なので、不動産やさんからは


『長く住んで欲しいから、広くても家賃をおさえてあるんですよ。』



最初は意味がわからなった?

言葉、そのとおりに受け止めてた私。



丁寧に大切に住まれていた母、その母に育ててもらったお子様(大家さん)は、とても、この家に思い入れがあって、古くても物を大切にされてて。



リフォームして高い家賃をとれるはずなのに。


内見のとき、あまりのキッチンの古さに、自費で新しいものをって考えてました。


でも、当時はすごく高かったんだろうキッチンを見て、今、所々を修繕してて、このまま使うって考えに、改めさせられました。


私たちが何年住めるのかは、わかりませんが、大切にされていたお家を、大切に住みたいし、出て行く時も、私たちが大切にしていたことがわかるような暮らし方、古いって連呼しているお家から学びたいと思ってます。



そう。


そんな風に思えるのも、血の通わないBM夫と建てた家に住んでいたから。


そうしてみたら、BM夫にも感謝ですね。


BM夫の主張した冷たさ

ガラス多め・床がコンクリートやタイル・白と黒だらけでスタイリッシュ・和室なし



私が欲していたもの

ただいまが聞こえるくらい小さなお家・リビングにすべり台・子ども2人がリビングで勉強する姿


求めるものも合わなかった2人が建てたお家とは、大きく違うって痛感してます。



会ったことのない

大家さんにも、大家さんのお母様にも、

そしてご縁に

感謝です(^^