古いって連呼してますが、住まいは
人となり
が出ますね。
長い間、大家さんのお母様がおひとりで暮らしていらしたお家。
お母様の施設入所で、貸家にでたと、うかがいました。
至る所に手すりがあり、おひとりになられても、家を守られていた、そのお家。
本当に、立派な作りなんです。
古くても、物の良さがわかる照明やキッチン、建具。
建てられたころ、3人の子どもたちのための1人1部屋。
家事をしやすいように、インナーバルコニーで洗濯物が干せるようになっているところも、長く家を守っていらした方の、母の賢さがいっぱいなんです。
なので、不動産やさんからは
『長く住んで欲しいから、広くても家賃をおさえてあるんですよ。』
最初は意味がわからなった?
言葉、そのとおりに受け止めてた私。
丁寧に大切に住まれていた母、その母に育ててもらったお子様(大家さん)は、とても、この家に思い入れがあって、古くても物を大切にされてて。
リフォームして高い家賃をとれるはずなのに。
内見のとき、あまりのキッチンの古さに、自費で新しいものをって考えてました。
でも、当時はすごく高かったんだろうキッチンを見て、今、所々を修繕してて、このまま使うって考えに、改めさせられました。
私たちが何年住めるのかは、わかりませんが、大切にされていたお家を、大切に住みたいし、出て行く時も、私たちが大切にしていたことがわかるような暮らし方、古いって連呼しているお家から学びたいと思ってます。
そう。
そんな風に思えるのも、血の通わないBM夫と建てた家に住んでいたから。
そうしてみたら、BM夫にも感謝ですね。
BM夫の主張した冷たさ
→ガラス多め・床がコンクリートやタイル・白と黒だらけでスタイリッシュ・和室なし
私が欲していたもの
→ただいまが聞こえるくらい小さなお家・リビングにすべり台・子ども2人がリビングで勉強する姿
求めるものも合わなかった2人が建てたお家とは、大きく違うって痛感してます。
会ったことのない
大家さんにも、大家さんのお母様にも、
そしてご縁に
感謝です(^人^)