糖尿病性腎症の患者 | ドクターの独り言

糖尿病性腎症の患者

さて今日は糖尿病性腎症のお話です。


患者さんが入院いたしました。


この方は10年前に糖尿病と言われたけどほったらかしにしていたようです。


去年何か目が見えにくいなーっと思って眼科に行ったら、すでに糖尿病による眼の病気、糖尿病網膜症になっていたそうです。


糖尿病網膜症の話は以前しましたね。


それからあれよあれよという間に腎臓が悪くなっていったようです。


今回は透析直前になってしまいました。


透析するには血管に大きな針を刺すために血管を太くする必要があります。


どうすると思います?


簡単にはいかないんですよ。


実は・・・・・





手術するんです。


動脈と静脈をつなぐんです。


すると動脈は圧力が高いので、静脈が時間がたつにつれて太くなっていくんです。


そして安定したら針が刺しやすくなるんですよ。



だから透析をしている人は腕に異常なほど盛り上がった血管があるんです。



話は元に戻りますが、糖尿病性腎症は大体はゆっくり進みますが、


たまに一気に悪くなる人もいます。



この患者さんがそうなんです。


悪くなっちゃいました。



でも本人は頑張っているんですが、悪くなったら元には戻らないんですよ。



でも糖尿病が悪くなる人はやはり何か間違っていることがあります。


食事も一応栄養士さんに教えてもらっているんですが、教えてもらったことはちゃんと守っているとは言うんですが・・・・・・・・・・・


やはり自分なりにアレンジしてしまうんですね。


しかもわかっていると入っても自分の最適なカロリーがどのくらいかなども覚えてないんです。


家では病院みたいにはできないことは十分承知ですが、できればこれだけは覚えてほしいというものだけは


覚えてほしいですね。



またずれました・・・・・・・・



糖尿病性腎症はとにかく怖いのです


ならないようにしないといけないのです。


頑張りましょう。