スターターキットからVapeを始めた方や、RBAが面倒臭くてクリアアトマイザーを使用している方も多いでしょうが、クリアアトマイザーって便利で楽だけど液漏れしますよね？
　
この液漏れには二通りの漏れ方があります。

まずはOリングから漏れる漏れ方です。
　
これはOリングが歪んでいたり、締め過ぎて潰れてしまったりして、アトマイザーの外側にリキッドが漏れてしまうパターンです。
　
メーカーから替えのOリングが販売されている場合は交換すれば良いのですが、パーツ販売をされていなければ買い替えるしかありません。
　
実はこの他に構造上の欠陥から漏れる場合と気温変化や内圧の変化によって漏れる場合があります。
　
これはガラスタンクをトップキャップとボトムで挟み込み、ねじ込む構造である為に起こる問題です。
　
根本的な解決法は、丈夫で厚みがあり、比較的軟らかな材質のOリングを使用する事です。
　
ホームセンターなどで手に入る場合もありますが、Oリングを専門に販売を行っているサイトがあるので、寸法を測って購入すると良いでしょう。
　
次にコイルユニットからエアフローユニットに漏れるパターンです。
　
多分このパターンの液漏れが一番多いと思います。
　
とくに多いのがaspireのnautilus等に採用されているBVC(ボトム･ヴァーティカル･コイル)です。
　
コイルユニットが縦に配置されている構造な為に、ウィッグから染み出したリキッドが真ん中の空間からエアフローユニットに漏れて、空気の導入口から流れ出てしまうのです。
　
アトマイザーの内圧や温度変化も影響している様で、コイルが横置きになっている普通のボトムコイルでも同じ現象が発生します。
　
エアフローの気道が広いコイルユニット程この現象が起こり易いみたいです。
　
これに関しては全面的な解決法がありません。
　
持ち歩く際にエアフローを全閉状態にしたり、アトマイザーを逆さにするといった方法もある様ですが、これはあくまで一時的な対処法に過ぎません。
　
ではクリアアトマイザーは欠陥があるのか？と言えばそうではありません。
　　
中には漏れが殆ど無いクリアアトマイザーもあります。
　
私は所有しておりませんが、Beyond Vape社が発売しているSiloというクリアアトマイザーなどは漏れにくいという話を聞きますし、現在あらゆるメーカーが漏れ対策に取り組んだ商品を開発しているそうです。
　
昨年に比べ、アトマイザーの構造も随分よくなりました。
　
これから現メーカーや新たなメーカーがこれ等の問題に取り組み、より良い商品開発を行っていくと思います。
　
前にも書きましたが、Vapeは発展途上な分野です。
　
現段階で完璧を求めず、これからの発展に期待しましょう。

クリアアトマイザーの液漏れに関するお話。