メグ・ライアン、ケビン・クライン主演、私の何度観てもいい映画10本指に入る1995年の映画をご紹介します。

 

テーマは「永遠の恋」。簡単に言っちゃえば映画中でもいいかえられているとおり「持続する恋」です。

 

監督はローレンス・カスダン。再会の時(The Big Chill)やボディーガードの脚本を手がけました。

 

「再会の時」の大大大ファンだった私は、この「フレンチ・キス」にもローレンス・カスダンの要素がちりばめられているから好きになったんだろうなと思います。ちなみに原作は脚本を書いたアダム・ブルックスという人でした。あまり情報がみつかりませんでした・・。

 

この映画を観ると、持続する恋ってどういう恋?への答えは「かけひきしない恋」なんだなとありがちな結論にいきつきます。ありがちなんだけど、それを2時間近くかけてシーンを組み立てられるってすごいなと思います。素人なのに制作のすごさに目が行きがちな私 (;^_^A

 

持続する恋の成就、ここがクライマックス↓


メグ・ライアン(ケイト)、ケビン・クライン(リュック)の二人は恋に落ちるとは思えないほど真逆の性格で真逆のライフスタイルを送っています。ケイトは歴史の教師。リュックは窃盗常習犯。

 

けれど二人に共通する「地に足を付けて人生を送りたい欲求」が少しずつ垣間見せられていきます。二人ともあまり自覚がないのですが、一緒に時間を過ごすにつれて自分の欲求を発見するシーンが積み重なっています。

 

自分のブドウ畑の苗を税関で引っかからずに通すためケイトを利用していたリュックが、夢の中でケイトがリュックにキスをする→ケイトはそのまま寝てる→リュックの困惑の表情↓



勝手にアフレコ:「はて?いまのキスはいままで味わったことがないキスだぜ。ど、どういうこと?(めちゃいい)」

 

チーズ嫌いのケイトがフランスのチーズを食べ過ぎてケイトの婚約者奪回中の列車から降ります。そこが偶然リュックの生まれ故郷。リュックの部屋はそのままで、ケイトはリュックが学生のとき作った木の箱に興味を示します。それはラベンダー、マッシュルーム、ローズマリーといった香りを瓶につめてあるもの。ブドウの木が成長するときに周りの環境にある植物の影響を受けるので、そのワインがどんな環境で育ったのかワインの個性を嗅ぎ分けるキットのようなものです。窃盗生活をしているリュックの、ワイン作りにたいする繊細さがうかがえるシーン↓




ケイトの婚約者ティモシー・ハットン(チャーリー)が夢中になっているフランス人女性はこんな感じ↓


魅惑的で挑戦的!!リュックがフランス女性が機嫌がいいかと思ったらすねてみたりのテクニックにたけているかをケイトに説明するシーンもあります。ちょっと脇道にそれますが、映画上フランス女性はそういうかけひきが上手とされてるけれど実際どうなんでしょう、、? うーん、個人的には「フランス女性は」とひとくくりにはできないし、むしろ逆なんじゃないかという気がしてるのですが、分かりません。

 

ケイトはそういうかけひきができない人です。「あたしには無理よ。うれしければ笑い悲しければ泣く。あたしはそういうタイプなの!感じたママが顔に出るタイプなの。だけどあなたは神秘的で色っぽくあしらいのうまいタイプが好きなんでしょ!」↓



 

これにこたえてリュックは「違うんだ、俺は、俺は、君がいい」といいそうになりながら、なんとか誤魔化します。

 

ここら辺から、まさかの恋が始まりそうな予感。

 

リュックはもやっとしながらもケイトの婚約者奪回作戦を手伝います。リュックの考えた戦略どおり、すっかりふっきれて復縁を持ち出しもしないケイトにチャーリーは心を奪われ(一時的に)、婚約者のチャーリーは復縁を迫ります。これにケイトがぶちぎれていう。

ケイト「なんで今になって振り向いてくれるわけ?半日前はジュリエットしか眼中になかったくせに。今日は変わって見えるかもしれないけど私の中身は変わってない。落ち着いた家庭を持ちたいし植物の成長を見守って暮らしたい」

チャーリー「農場に住みたいの?」



ケイトも「植物の成長を見守って暮らしたい」って口から出ちゃっています。「ブドウ畑でリュックと一緒に生きる」とまでは意識上に上がってなさそう。でも潜在意識がもれてる!!



クライマックスのあとの二人の生活↓


この絵がまた見たくて何度も観てきた気がします。かけひき、コントロールの小細工に興味がない二人。それが現れてるこのシーンがとにかく好きです。心にズシンとくる! あと「飛行機を受け付けないケイト」という人物設定も、大地に生きる人間描写の一つなんだと今回気づきました。(いまごろ!)

 

 

以上、ご紹介でした^^