「格好悪くても、構わない。

 我々が、求めているのは、

 速さと、勝利だけだ!」


最高!!!

『嵯峨信之全詩集』が、出るのが、楽しみ。出たら、すぐ買えるように、お金、貯めよっと♪

天国の監獄にぶち込んだ狂人を

釈放したのは誰か?


おれの頭にピストルを突き付けた狂人は

おれが少しでも動こうものなら

迷うことなく引き金を引くだろう。


おれの声は少し幽霊に似てきたが

あいにく、あの世に行くには

まだ少し時間がある。


狂った光が、沈んだ暗闇を追うように

狂人の処刑は、常におれの死の後にくる。


おれの理想の死は、

精神世界を内部から爆破し

木端微塵に破壊、解体することにある。


死滅の暗い領域

破滅の直前というものは

人間にとって最も美しい瞬間だろう。


おれの仕事はリストに載った狂人を

処刑することにある。

そして、おれの人生は首から提げた欠けた十字架に

血を染めることにある。


冥界に送った狂人は数知れず、

ひとりぐらいは、

おれに恨みを持つ者がいるだろう。


過ぎ行く一日の敵の記憶、

大時計の後ろに時がある限り

時の後ろに必ず凍りついた

おれの人生がある。


今日は、おれの死に相応しい日。

おれが、天国に行く日。

神々が祝杯を挙げる日。


おれの天国は地図に載る事はなく

辿り着く所、それは

一匹の死に化けた自由意志の亡霊に似ている。


きみの背後にも天国はある。

きみの死に相応しい

天国という名の血塗られた掃き溜めの磁場が。


狂人が放つ一発の弾丸

呪われた暗号が刻まれた一発の弾丸を

おれのいかれた頭では

決っして解読することはできない。


背後の狂人よ

おれの死と引き換えに

あんたの旗をくれないか?

おれの死に場所が描かれた旗を・・・


さて、

そろそろ処刑の時間だ。

あんたには悪いが

引き金を引いてもらおう。