2024年、初めて出生数が70万人を割って68万人に。
価値観の多様化、少子化対策の失敗、経済的不安などなど理由はあるのでしょう。
出生数の推移を見ると、ご覧の通り右肩下がり。
ちなみに1966年、日本の出生数がガクンと減った理由。
それは、「ひのえうま」の年だったから。
干支は十干と十二支の組み合わせで60年に一度巡ってきます。
その1966年は十干の「丙(ひのえ)」と十二支の「午(うま)」が重なる年。
昔から「丙午(ひのえうま)に生まれた女性は気が強く、夫を不幸にする(食い殺す)」なんて迷信が広まり、
この年に子どもを産むのを控える家庭が続出しました。
結果、出生数は前年比から大幅に減少。
統計的にもはっきり残るほど、迷信が社会を動かした年になったのです。
そして次の「ひのえうま」は、2026年。
今の時代、さすがに迷信を真に受ける人は少ないでしょう。
でも、“ちょっと気になるから避けようかな”と考える人がゼロではないはず。
ただでさえ少子化が深刻化している今。
出生数70万人を切った2024年に続いて、2026年は“丙午効果”でさらに数字が下がるかもしれません。
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というのはさておき、
少子化のいま、塾業界も子どもをめぐってあの手この手。
この少子化の時代を生き残るために知恵を絞り、ついに「幼稚園児向けの中学受験コース」なるものを打ち出してきました。
栄光ゼミナールが、今年9月から幼稚園年長さん対象にコースをスタートするそうです。
年長さんといえば5〜6歳。
ランドセルを買うかどうかで盛り上がっているタイミングで、もう中学受験準備とは‼︎
「小学校入学前から中学受験対策」というキャッチコピー、強烈すぎません?!
まずは世田谷区や中央区など、首都圏の6教室で開講予定とのこと。
大手塾がここまで前倒しで動く。
「ついにそこまできたか」という感覚です。
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正直、幼稚園児に中学受験塾って必要?と聞かれたら、私は全力でノーと言いたい。
小学校受験ですら必要なし!と思ってますし。
子ども時代の過ごし方とか、子どもらしさとか、教育の意義とか...
そういうものを全部置き去りにして、ビジネスとして幼児をターゲットにしてしまうのは、どう考えても行きすぎ。
昨今の中学受験の過熱ぶりから、「先手必勝」と思いたくなるのでしょうが、それがエスカレートするとどうなるか。
ちょっと怖いところです。

子どもが子どもでいられる時間って、ほんのひととき。
そのかけがえのない時期を“受験準備”という名目で塾通いにすり替えてしまうのは、やっぱりもったいない。
だって、大人になって振り返ったときに、
「ああ、あの年長の時に塾に通って本当によかった」
なんて思い出す人、正直いないはず。
きっと記憶に残るのは、
夕暮れまで夢中で鬼ごっこをした公園の風景とか、
砂場で作った泥団子がなぜか世界一の宝物に思えた瞬間とか、
お腹を抱えて笑った家族との食卓の時間とか。
そういう“子どもらしい時間”の方が、ずっと心の奥に残って、
大人になってからも人生の土台になっていくのだと思うのです。
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塾に通うのも悪くない。勉強を先取りするのも一つの選択肢。
でもそれ以上に大事なのは、子どもが子どもらしく過ごす時間を守ること。
本当のスタートラインは、小学校に上がってからで十分。
息子は小3の秋から塾通いを始めたけれど、今思えば、小4の春からでも良かった。
本人が希望したとは言え、今となっては「どうして小3から通わせてしまったんだろう...」という思いしかありません。
去年の夏、大活躍だったあの冷却機能付き多機能ハンディーファンが——
今年はさらに進化して帰ってきた。
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