2001年、『ブリジット・ジョーンズの日記(Bridget Jones’s Diary)』が日本で公開された。
主人公は、ちょっとドジで、空気が読めず、ファッションもいまいちパッとしないアラサー独身女子。
お酒と煙草は欠かさず、日記には「体重」「タバコの本数」「酒の量」を律儀に記録。
まさに“ダメかわいい”のパイオニアだ。

けれど、当時同じアラサーだった私からすると、彼女の姿には痛いほど共感する部分がある。
理想と現実の間でもがき、愛されたいと願いながら空回りし、完璧ではない自分を、なんとか肯定しようとする日々。
あれは映画の中の話じゃない。私たちのリアルそのものだ。
主演のレネー・ゼルウィガーは、第1作と第2作『ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月(2005年 日本公開)』のために10kg増量。
女優としての覚悟がにじみ出た作品だけれど、それも含めて「役になりきる」ってこういうことなんだなと、当時驚きながら見ていた。
けれど第3作『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期(2016年 日本公開)』では、監督の方針でレネーは増量せずに出演。
画面に映る姿を見て、「あれ、ブリジットは別人が演じてるんじゃない?」と思った人も少なくないだろう。
もちろん12年も経っているわけだし、年齢を重ねて当然。
でも、あのちょっとダサくて冴えないブリジットが、洗練された“大人の女性”に見えることで、ほんの少しだけ遠くに感じてしまったのも事実だ。
しかし!!グランピング中に泥に顔から突っ込む姿を見て気づいた。
そう、彼女は変わっていなかった。どんなに綺麗に歳を重ねようとも、心の奥にある“ブリジットらしさ”は健在。
顔面泥まみれで、これから親密な関係が始まるであろう男の前に立つ。
プライドもメイクも吹っ飛ばして、本音だけで向き合うあの感じ。
そう、それこそが彼女なのだ。
それにしても、何度見返しても思ってしまう。
こんな女子がモテるのは、映画の世界だからだよね?って。
現実では、ドジで空気が読めず、どこか冴えない女の子は、単に“イタい”と切り捨てられる。
だけど、ブリジットはそんな現実すら笑いに変えて、「それでも愛されていい」と教えてくれる。
だから彼女は、モテるのではなく、“記憶に残る女”なのだ。

そして、やっぱりこう思う。
昔愛した男って、人生のどこかでずっと宝物なのかもしれない、と。
たとえ相手が別の人と結婚し、離婚し、別々の人生を歩んでも、また再び交差する瞬間が訪れる。
それを人は「ご縁」とか「運命」と呼ぶけれど、最近では、そんな言葉が逆に陳腐にも感じられてしまう。
結ばれなかったのは運命の悪戯だったのか?
あの頃のふたりに、何かが足りなかっただけなのか?
あるいは、時間が遠回りして、今こそ正しいタイミングになったのか?
もし、私が離婚したら。
もし、彼も同じように独りになっていたら。
こんなふうに再会したいと思える人、いるだろうか?
ブリジットと同世代の私としては、こんなことをふと思ってしまった。
かつての恋が、未来への伏線になることもある。
あの時は分からなかったけど、今ならきっともう少しだけ、優しく愛せる気がする。
そんな“もしも”を想像してしまう映画でもあるのだ。
2025年。ついに最新作『Bridget Jones: Mad About the Boy』が、9年ぶりに公開された。
ブリジットはシングルマザーになったらしい。
彼女はまた何かをしくじり、誰かを愛しているのだろうか。
今週観に行ったら、また記事を書こうと思う。
去年の夏、大活躍だったあの冷却機能付き多機能ハンディーファンが——
今年はさらに進化して帰ってきた。
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去年の私も驚く、2025年の涼しさ。
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