好きになった相手を大事にしたいと思ってもたやすいことではないでしょう。
電話に出なければ邪推するし、他の人と会ったと聞けば嫉妬もします。
ましてやフラれた、二股を掛けられたとなれば、もはや心の中は恨みと憎しみと復讐心でいっぱい。
いつまでもいつまでも別れた相手のことを心の隅で憎しみ続ける人も少なくありません。
なぜそうなったか考えてみたことがありますか?
それは自分に誇りを持っていないからです。
「私はこれだけ素晴らしい人間なんだ」そう思えば「傷つけられた」「奪われた」なんて思わないで済みます。
たとえ自分がどんな厳しい状況にあっても、「持っていくならどうぞ」という気持ちになれます。
自分のことを地べたを這い回り餌をあさる虫のように思っているから「ちょうだいちょうだい」と人から無理やり愛をむさぼろうとするのです。
【愛の話 幸福の話 美輪明宏著】


