第二章 十二話
―「色欲」は花 「悪食」は種 「傲慢」は石
「嫉妬」は泉 「怠惰」は風 「強欲」は土
そして 「憤怒」は森―
一人の女の中で生まれ育まれた原罪は七つの大罪に引き裂かれた・・
禁断の果実達の手で・・
でも・・果実達が悪いのではない・・
全ての始まりは「あの女」なのだ・・・
果実達は「あの女」から生まれた大きな罪を七つに裂き
浄化しようと考えた・・・
しかし・・その思いは逆に
人々を苦しめるものとなってしまった・・
第二章 『ばらまき』
完