好きな人と昼ごはんを食べた後、海に行った。なんの準備もせず行ったため正直楽しめるか不安だった。幼い頃から海水浴はよく行ったが、その時は大人数で浮き輪、水着、すいか、ボールと準備万端で行った。とても楽しい思い出が海には詰まっている。だが、今回はそれを遥かに超える最高の思い出となった。その要因としては大きくふたつある。
ひとつ目は一緒に行った人の違いだ。もちろん家族や親戚と行くのも楽しい。だが、好きな人と行く海は格別だった。自分も一緒に行った人の違いのみで、これほど感情に変化が出るということにはとても驚いている。水を掛けたったら、洞窟の写真を撮ったり、「浜トレ」と言ってちょけてみたり、自分のちょけを動画で撮ってもらったりという出来事は当然のようにこういう時間を一緒に過ごせたことは嬉しかったし、楽しかった。だが、1番は自分が素のままで入れたことが何よりも心地よかった。デート前は一般的な格好の良い男の見せ方などをネットやTikTokで見ていた。1回目のデートはそれを意識しすぎてたなと反省している。海を通して1番大切なことに気づけたと感じた。
ふたつ目は時間の流れがゆっくりだと感じる場所だったということだ。中、高、大はサッカー、受験勉強、フットサル、バイトと時間に追われながら生きていた振り返って改めて思う。だが、その経験はあるからこそ今の自分がいる。この6年間があったからこそ、海という自然を最大限満喫できた。時間がゆっくり流れている雰囲気がたまらなく心地良いものだった。
このふたつの要因が9月3日という1日を忘れることのできない1日へと導いた。