こんな
ありきたりの言葉で
ここまで感動した
昨日訪れた食堂
真ん中には年中鎮座する大きなストーブ
囲むように質素なパイプ足のテーブルと椅子が広がる
汚くはないが整然としてない本らダンボールやら
そしてススけた壁とお品書きの札やポスター
そう
昭和の匂いがぷんぷんする大衆食堂
お店のバイクと軽自動車が店前に並ぶその様は
出前が半数を占める事を意味している
それだけではない
割ぽう着姿のおばちゃん達
長靴を履いてるおじちゃん達
みな親族で切り盛りしている
その雰囲気がまた昭和なのである
シンプルで懐かしい無難な味がワシ好みで
仕事の合い間にたまに行く食堂
なにが感動なのか
出前から帰ったおじちゃんに
おばちゃんが言った一言が
『おかえり~~~』
なのだ
それは帰ったおじちゃんにではなく
満面の笑顔で語りかけた相手は
出前から戻った器にだった
オカモチから出された器を手に取り
『がんばってきたね~~~』
と語りかけるおばちゃんの姿
ありえないほど胸と目頭が熱くなった
ワシもそんな心を忘れたくない
素直にそう言葉にできる人間でありたい
『おかえりなさい』
『がんばってきたね』
ありふれた言葉
うわつらではなく言ってあげたい
そして
言われたい
ただそれだけ