・犬と良好な関係を築くには
主従関係が大事だ!

・子犬のうちから
しっかりとした主従関係を築くこと!

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犬と暮らし始めた途端
ありとあらゆる場面で
もぅ、耳がタコで埋もれるくらい耳
見聞きしてきた『主従関係』という言葉






主従関係を築くことが全てだ!

という、今のこの世の中で






わたしは、これを真っ向から
否定してやろうと思いますパーニヤニヤ






恐らく
反論や批判的な意見も出るでしょう

重々承知してますにやり





ですが

わたしは、この『主従関係』というものに
ずーーっと違和感があったんです





その違和感の正体が分かった時

犬と築くべきは
主従関係ではない

とハッキリ確信しました真顔




あくまで、わたしの一意見です



読みたい方だけ
このまま読み進めてもらえると幸いですパー







クローバー



そもそも主従関係ってなんなの?
という話からしますが


『主従関係』とは

主人と、主人に従う関係



別の言い方をするなら

服従させる者と、服従する者

という関係です





言葉の意味自体は理解できますが
わたしが違和感を感じたのは
この言葉そのものでした





結論から言うと



わたしが思う
犬と築くべき関係は
『主従関係』ではなく『信頼関係』です





なぜなら、わたしは
犬を『家族』として認識しているから


ルチアとランを
『家族』として見てるんです




冷静に考えてみて欲しいのですが




皆さんは
奥さんや旦那さん、あるいは子供を
服従させていますか?



もしくは、



服従していますか?





していませんよね?




家族を服従させるって
フツーに考えてですよね?真顔
もしかしたら、中には服従してるという方もいるかも
知れませんが…大丈夫ですか?





それなのに
世の中に出回ってる多くの躾本や
躾に関するノウハウには

犬は大切な『家族』です
愛情を持って接しましょう

と言ったにも関わらず
次の瞬間には

服従させる為の方法
まるで呪文のように
ツラツラと語り散らかされてます真顔汗
あの天才、ハーマイオニーも覚えられないくらい大量に





大切な家族って言ったそばから
服従させようって
支離滅裂か?!滝汗

気でも触れたのかと思いますアセアセ

もはや狂気の沙汰です





では、



なぜ こんなにも犬との
主従関係を築くことが大切だと
言われるようになったのか…






それは
犬の祖先であるオオカミは
群の中で完璧な上下関係を築いていると
考えられているからです




そして
犬が家族ではなく
まだ『番犬』や『猟犬』としての
役割を担っていた時代



人は
犬を牙を持った凶暴な肉食獣であると認識し

厳しく叩いたり
暴力でねじ伏せて
時に武器や道具を使ってでも
服従させよ

そう、オオカミの群のリーダのように…

そういった考え方から
犬の躾は始まりました




残念ながら
今でも、そういう価値観の人もいるでしょう




そして



今現在、暴力を使うことは無くとも

・一緒に寝てはいけない
・飼い主より犬の目線が上にあってはいけない
・飼い主より先に犬に食事をさせてはいけない
・リーダーウォークをしなきゃいけない
・マズルコントロールをしなきゃいけない
・飼い主の意思でへそ天出来なきゃいけない
といった方法が
『犬の本能と習性を利用した有効な躾』
であると言われるようになったのです




犬の本能や習性を理解することは
決して悪いことではありません




しかし、



上記のような小手先のテクニックだけを学び
犬を思い通りに操縦しようとすると
本能や習性以上に大切な
『愛犬の個性』を見逃してしまう
潰してしまう
恐れがあるんです




犬は一頭一頭
思考や感情、価値観がみんな違います



同じ犬なんて
1匹たりとも存在しません




にも関わらず

主従関係が大事だ!
これをやれば主従関係が築ける!
これが出来なきゃ犬に舐められてる!

と、これらの躾法が
まるで絶対正義であるかのように
語られてるんです





事実、これらの躾法が上手くいって
良好な関係を築けている
ご家庭もあるでしょう

それは認めます





しかし


犬には個性があり
それを受け止めて
大切な家族として共に生きていこう
と考えたら
そもそも小手先のテクニックだけで
犬を操縦しよう
なんて思わないんですよ真顔





例として



うちでは
服従の証の代表的な躾
として言われる『へそ天』
ルチアは絶対に嫌がります


主従関係を重視される方なら
わたしは、ルチアに舐められてる
となるんでしょうね


ですが
ルチアはもともと神経質な性格で
誰にでもオープンな子じゃありません


そんな子に
躾だ!わたしが主人だ!服従しろ!
と無理やり 力技でへそ天を強要したら
どうなります?



恐らくルチアは
恐怖心と不安を抱くでしょう

怖いからこの人には
逆らっちゃいけないと思い
結果的には へそ天をするように
なるかもしれません


主従関係が重視の方は
それで良い。と思うかも知れません


ですが
わたしからすれば
ルチアに恐怖心を抱かせた時点で

ルチアと家族として
互いに信頼し合い、協力して
笑い合って、気持ちよく
楽しく暮らしていく

という理想とは
全くかけ離れたものになるんです
あ、ルチアは今でもへそ天しませんが
極めて良好な関係を築いてるのでご心配なくラブラブ




一度植え付けられた恐怖心を払拭するのは
とてもじゃありませんが
至難の技です




そんなものを植え付けてしまう
躾法なら
かえって無い方がマシです





とは言え
信頼関係を築くのは
どうしたって時間がかかります




結局のところ
長い時間をかけて信頼関係を築くより

暴力や
小手先のテクニックを使って
犬を操縦する
主従関係の方がラクなんですよねねー




しかも、
暴力を使おうとも
テクニックを使おうとも
犬が指示通りに言うことを聞けば

『立派な飼い主に躾けられた賢い犬』

みたいに見えますしねチーン




だからこそ
小手先のテクニックに
頼ってしまうんでしょうね




ですが、
一度でも飼い主に恐怖心を抱き
信頼を失った犬達は
自ら飼い主に協力しようとは
決して思わないでしょう




それが良好な関係でないことは…
言うまでもありませんね




犬達は果てしなく純粋な心を持った
生き物です




そんな彼らを
暴力や、力でねじ伏せて服従させたり
テクニックだけで操ろうとするのは

完全に時代遅れです





昭和や平成初期の、番犬や猟犬を主流とした
時代じゃないんだから





犬は大切な家族ですよね?




家族なら本能や習性だけでなく
個性を認めて
互いに理解し
時間をかけてでも信頼関係を
築いていくべきです





今この瞬間から

犬と飼い主の関係は
『信頼関係』によって築かれるべきだ!

と声を大にして訴えていこうと思います真顔