プリン:博士、おはようございます
茶博士:どうしたんじゃ、朝から
プリン:昨日マッサージに行ったんです
そうしたら今朝は揉み返しで
体中がすーすーして
茶博士:ああ、そういうことか
わかるわかる
マッサージも急にやると
揉み返しがくることがあるからな
普段あまりやっていないと特に
プリン:普段からマッサージなんかしませんよ
昨日は寒かったんで肩が凝ってしまって
あまりに重いんで、ちょっと揉んでもらいに
行ったんですよ
茶博士:そのまま、つい調子に乗って
全身、それも「もっと強く」とか
やったんじゃろ?
プリン:はい、その通りです
マッサージ師さんが上手だったんで
茶博士:そうじゃろそうじゃろ
プリン:その時は気持ちよくて
体を揉まれるのって、こんなに気持ちいいのかって
ついつい恍惚としちゃいました
茶博士:わかるのお、その気持ち
わしも大好きじゃ
特に足裏マッサージ
プリン:へえ!博士、あんな痛いのが好きなんですか?
茶博士:痛がゆくて、あれも快感じゃな
プリン:そうですか?僕は単に痛いだけで
足裏はちょっと・・・
茶博士:そんなことはないぞ
あれは上手な人にやってもらうと
本当に癖になるわい
プリン:僕には理解できません
茶博士:考えただけで、よだれが出てきそうじゃ
プリン:そんなもんですかね?
茶博士:台湾に行った時なんか
朝昼晩と足裏マッサージじゃな、わしは
プリン:そんなに?
茶博士:台湾だと24時間のところもあるので
なんならそのまま朝まで寝ちゃってもOKじゃ
プリン:まじですか?
茶博士:中華を食べて、酔っぱらって行って
120分コースとか受けてると
爆睡じゃよ
プリン:足裏を揉まれてですよね?
博士、鈍感なんじゃないですか?
茶博士:いやあ、そんなことはない
わしの足裏は超敏感じゃ
靴の中に10円玉が入っていたらすぐ判る
プリン:僕でもわかりますよ
茶博士:じゃあ1円玉でも?
プリン:多分
茶博士:じゃあ、千円札が4つ折りになっていたら?
プリン:どうでしょう?やったことがないので
茶博士:ふふふ、
(右足の靴の中から4つ折りの千円札を取り出す)
ほれ、この通り
わしはこの差がわかるんじゃ
プリン:(ちょっと下がって)
なんで、そんな所に4つ折りの千円札
入れてるんですか?
茶博士:わしくらいのプロになるとな
これくらい微妙な調整が必要なんじゃ
プリン:調整って、ピアノの調律師が鍵盤の下に
紙を入れるのと同じってことですか?
茶博士:そのとおり。
そうした微細な調整が歩きの精度を高めるんじゃ
プリン:意味判りません
茶博士:しかも、ほれ
(左足の靴の中から2つ折りの1万円札を取り出す)
こちらは2つ折りじゃ
プリン:それ?本物ですか?
茶博士:本物も本物
タクシーにも乗れるぞ
プリン:それも歩きの調整用ですか?
茶博士:いや、これは非常用じゃ
プリン:何の非常用なんです?
茶博士:万一、カツアゲに会った時用じゃ
プリン:カツアゲって、中学生じゃないんだから
茶博士:「その場で飛んでみろ」ってやられて
有り金全部取られちゃった時に
家まで帰れるように、いつもこうしておる
さすがに4つ折りじゃと超敏感な足裏に
感じてしまって歩きにくいんで
2つ折りにしておるんじゃ
プリン:ということは博士の超敏感な足裏は
4つ折り紙幣まで感じられるということですね
茶博士:まあそういうことじゃな
2つ折りだと苦にならん
プリン:話が戻ってきましたが
そんな敏感な足裏をお持ちの博士が
あんなに痛い台湾式足裏マッサージが
好きな理由がわかりません
茶博士:なんだか理路整然と言いおったな
つまりじゃ
足裏マッサージというのはだな
足の裏に全身の神経の反射する点があるという
中国古来の考え方に基づくもので
よくあるじゃろ、足の裏のここが痛いと
どこそこが疲れておるとか、
プリン:あります、黄色とかピンクとかに
色分けされてる奴ですね
茶博士:エグザクトリー
そのポイントを刺激して
老廃物を押し流すというのが足裏マッサージの
目的とするところじゃ
日本では大きくわけて台湾式と英国式がある
プリン:英国式は、あの白いブラウスのおねえさんたち
ですよね
僕はこっちの方がいいなあ
茶博士:英国式というのは、欧米人用にやさしくしたもので
リフレクソロジーというんじゃな
プリン:欧米の方は、あまりきつい刺激は好まないって
言われますものね
茶博士:そう言われておるな
アジア人は強い刺激を好むとも言われておる
プリン:そうか、じゃあ,僕は欧米人系なのかな
茶博士:まあ、そうじゃろ、
プリンというくらいじゃから
プリン:そういえばそうですね、
うちのおじいさんは外国から来たって
言っていました
茶博士:まあ、そう考えると
プリン君の足裏が弱いのは遺伝ということになるな
プリン:遺伝ですか
茶博士:そうじゃ、遺伝じゃ
そのせいで、マッサージの揉み返しが出たんじゃろ
まあ、あまり急にやらないことじゃ
プリン:博士、なんだか超然としてますね
茶博士:マッサージされるプロとしての威厳じゃな
プリン:そんな威厳があるんですか
茶博士:あるわい、そりゃ
年間20万円以上マッサージに費やしておる
プリン:なんか高額医療費控除みたいですね
茶博士:一円も戻ってこないがな
プリン:でも、健康はお金じゃ買えませんからね
茶博士:本当じゃな




