4/11 盛岡日帰り | Northern Tricolore

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※横浜を離れて久しいので、ブログタイトルを「スマイリング・ヨコハマ」から「Northern Tricolore」に改めました。今後ともよろしくお願いいたします!

八戸に来て最初の日曜日…ってことで、盛岡までお出かけ。

行きは私鉄(青い森交通・IGRいわて銀河鉄道)で各駅停車の旅。
八戸駅までは自分の車両で行ったのですが、そもそも八戸駅が八戸市の北西の端にあり、市内の中心部はそこからJR八戸線で久慈方面へ2つ先の本八戸駅から徒歩10分程度のところ。

かつては本八戸駅が八戸駅、八戸駅が尻内駅でした。
いまの八戸駅は新幹線が乗り入れてから、こんな近代的な駅舎で、自動改札もあります(Suicaは使えません)。

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盛岡までは2960円。つーか、高いんだよ!こりゃ北総・公団線並みの水準だね。

7:13発 (各停)盛岡行き4520Mレは1番線から。ドアナンバーはIGR7001-101。

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在来線は5番線までありますが、1番線は青い森交通(盛岡方面)、2番線は八戸線(久慈方面)、3番線は東北本線各停(青森方面)、そして4・5番線は東北本線特急(青森方面)が主に発着します。

ドアは自動では開かず、ボタンを押して開けるという、セルフサービス。そして最後に乗った人は閉めるのもセルフ。
電車はワンマンで、無人駅ではバスみたいに整理券を取り、車内精算です。

昔、東北本線だったころの各停は50系客車を電気機関車が牽引するというのがスジで、それは7両8両当たり前。それが今はたった2両。それは静岡地区にも言えることで、それだけ車社会なのでしょう。

例えば東急線(田園都市線)とメトロ線(半蔵門線)の場合、境界の渋谷駅で乗務員が交代しますが、青い森とIGRは境界の目時駅で交代することなく、どちらかの会社の乗務員が全区間乗り通します。
この電車はIGRの車両ですが、IGRの車両は必ずIGRのドライバーが担当するという縛りもなく、IGRの車両に青い森のドライバーが、IGR線内も終点盛岡までずっとハンドルを握ります。

ワンマンとは言いましたが、今日は新人君の研修で、先輩2人がつきっきりです。
最近の若い者は厳しいとすぐに逃げ出す傾向にあります。
でも、厳しいのってなんのためだろう?そいつが憎いから?違いますよね。
「そいつの夢をかなえさせてやりたい」という親心からです。
だから、最近は面接やらペーパーテストで「夢」について聞く企業は増えているんだよね。
そして、落ち込みそうになったときにそれを見せる、と。
新人君も今は厳しいだろうけど、いつかは逆に後輩を指導する立場になるのかな?
そして必ず、自分の夢をかなえてください。夢をかなえるのは自分だけど、そのお手伝いは先輩は絶対してくれるはずです。

朝飯は駅弁「八戸小唄寿司」。

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八戸駅弁数あれど、今も昔もベストセラーはこれ。
津軽三味線をイメージした容器に、バチ型のナイフ(?)がついている。中身は鮭とサバ。
あとは前日の宴会の残りものの江田豆と、おかし各種。

北総線並みに高くて遅いにもかかわらず、なぜ青い森・IGRを選んだか?
やっぱり、新幹線では味わえない沿線の風景を満喫するため。
ロングシートではあるが、新幹線よりも窓が大きく、チンタラ走るので景色を見るのには都合がいい。
では、岩手の田園風景をしばしご覧あれ。

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まぁ、楽しい時間はあっという間で、盛岡が近づくにつれて混んできました。
盛岡駅では行き止まりの0番線に到着。

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ちなみにこれは当地で過ごした、石川啄木の書字。

盛岡は駅と岩手公園の間が街になっており、バスに乗っても5分ほどだ。
人口は八戸より少し多いぐらいだが、八戸みたいにシャッター化してはいない。
もちろん郊外にイオンはあるんだが、街の中は街の中で休日は人が出ている。

これは旧岩手銀行本店。

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こんな横浜を思わせるような建物もあったりするのだ。

盛岡は、北上川とその支流の中津川が流れ、川べりの景色はすばらしい。
どれほどすばらしいかって、ボクがこんなに写真を撮るほどすばらしい。

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まさに、緑(やすらぎ)と都(にぎわい)が背中合わせ。
ボクの主治医(歯科)は岩手医大の出身だが、きっとすばらしいキャンパスライフを味わったんだろうなぁ。

盛岡観光のハイライトといえば、やっぱり岩手公園。

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かつてこの地域(というか八戸もそうなんですけど)を治めた南部氏の居城、盛岡城跡である。
今は岩手公園として、市民のオアシスです。
こんな庭園もあります。

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そして桜山神社です。

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盛岡にゆかりのある偉人は多く、新渡戸稲造もその一人。

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そもそも先代が十和田の出で、農学に精通し、ゆくはアメリカに渡り、日本の国際化に一役買った人物。その後軍国主義思想の強まりにより失脚する。

そしてやはり、宮沢賢治でしょう。

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岩手県民なら全集を持ってて当たり前、というぐらい。
そんな賢治の井戸と、詩の石碑があります。

盛岡のデパートといえば川徳。
盛岡市民、いや岩手県民はここで買い物するのがステイタスなわけだ。
休日にもなると、県内各地からここに買い物に来る。駐車場も休日には満車になることが多く、流行っているなぁということがうかがえる。そりゃあ八戸の三春屋とは大違いだ。

今でこそ交通が便利になってそうでもなくなったが、ボクが小学生の頃は日曜日にデパートに行ったってだけで話題になったっけ。デパートのある街ならともかく、デパートのない街からだと、そりゃあ大変な話題になっただろう。例えば日曜日に二戸や宮古から盛岡の川徳に行った、それで月曜日はクラス中の人気者になれたわけですよ。
で、もし夏休みに飛行機や新幹線に乗って東京さ行ったなんて言うと、お昼の放送のネタになったわけですよ。こんな感じに。

「(♪ソ・ミ・ソ・ド)2年B組の○○君が、夏休みに東京に行ってきました。お土産を買ってきたそうなので、欲しい人は2年B組○○君を訪ねてください」

まぁ、ネタにされた人からするとたまったもんじゃないわな。

川徳の屋上がフットサル場になってるんだが、残念ながらお客はいなかった。
で、屋上からは岩手富士が望めた。

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でもって、いい時間だしランチ…
おや?デパ地下に「白龍(パイロン)」があるじゃないか。ここは盛岡3大麺の1つ、じゃじゃ麺の専門店。
みなさんは、「ジャージャー麺」というのを知っているだろう。でも、ジャージャー麺とじゃじゃ麺は似て非なるものだ。
で、値段はというと、中盛りで500円、大盛りで600円?そりゃあ男なら大盛りでしょ?

約20分ほど並んだ。まったく勝手がわからなかったので、前の方に教えてもらった。
したっけ、前の方もおんなじ八戸から来てるんだってさ!
で、盛岡に来たら、決まってこれを食べて帰るという。
きっと、川徳の商圏には八戸もギリギリ入ってるんだろうな。
八戸からだと、青森と盛岡で距離は似たり寄ったり。でも高速道路も新幹線も盛岡方向にはあるが、青森方向にはない。しかも、上り線と下り線なら、人間は上り線を選ぶ。
逆に、岩手南部の一関市。大学の先輩でちょっとベッカム風な人がここの出身なんだが、ここはまた仙台と盛岡の中間。で、今度は逆に仙台志向が強いそうな。

さて…出されたのはこんなの。

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確かに、麺の太さからして、ラーメンってよりはウドンかキシメンの太さでしょ?
肉味噌のタレと、きゅうり、おろししょうが、紅ショウガが盛りつけられている。
少しずつ混ぜて味の変化を楽しむというのは、ひつまぶしと同じ。
さらに、サッパリしたいのなら酢、辛めが好きならラー油、風味のお供はニンニクを入れるとよいでしょう。肉味噌も追加OKです。

そして、約1/3低度残して、プラス50円で「チータンタン」の出番です。
これはつけ麺のスープ割りに近いノリでしょう。生卵を割って溶き、店員さんにチキンスープを注いでもらいます。これが最後の楽しみです。
盛岡市民はこんなうまいものを簡単に食べられるなんてうらやましい!

帰りは八戸行きのハイウェイバス「八盛号」で。「ハッセイ」「Hassey Express」などとも言う。
岩手県北バスと南部バスの共同運行なんだが、今回は県北バスの便。
南部バスはグレード高いが古めのバスが多いが、県北バスは新しいがグレードの低いバスが多い。

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運賃表。

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畑PAで休憩。

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八戸に着き、自分の車両に乗り換えて帰宅。

夕食は川徳で買った盛岡駅弁「岩手のおべんとう(1000円・日本レストランエンタープライズ)」。

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まぁ田舎風幕の内弁当といったところでしょうか。