Aloha虹


出産のお話、Part2です。


さて、ママICUでは点滴が入らないまま、麻酔専門医師に

託す、ということになり、がらがらとベッドで手術室に移動。


1ヶ月お世話になった、看護婦のデニスさんとしっかりと

抱き合い、急に緊張。。。


とにかく人生初めての手術。。。


アメリカは自然分娩の場合、Labor & Deliveryというお部屋で

好きな音楽をかけたり、照明も実際の分娩までは暗めの

リラックスした空間での分娩。

Lani出産の際、あまりのもリラックスムードでの出産を経験した為、

今回は想像もつかない帝王切開の世界。


Tara先生から説明を受けるも、明るい手術室に入り、全身が固まる

私。


「準備が出来るまで、ご主人はこちらでお待ちください」と、

muminともしばしの別れ。


手術室に入ると、お医者様やナースの方がずらり。

担当のTara先生と助手の方々、

NICU(小児ICU)に医師・ナース、

麻酔専門の医師と助手。

双子の場合は人数も多いそうです。


知らない人々に囲まれる中、Tara先生がにこにこ手を

ふってくださる。ほっと一息。


Tara先生のお話はまた今度にします☆


さて、のりのり麻酔専門医師(そういえば、Laniの時と

同じ先生だったような。。。)と助手2人がかりでも

20分はかかりました、点滴を通すのに。。。

合計10箇所はさされたような気がします。

さすがに周囲も私の我慢強さに感心したくださった

くらい☆

(痛さ以上に点滴うまくいかなかったらどうしようと

思わずにいられませんでした。)


新しく覚えた英語:She is a hard stick!

点滴が通りにくい場合、hard stickというみたいです。


その間、手術室の面々はとてもリラックスムード!

世間話など始まり、さすがは出産のための手術だなと

緊張しつつも、ちょっとだけリラックスする。


点滴がやっとのことでうまくいき、すぐに下半身麻酔のための準備。

手術台に腰をかけ、無痛分娩の時同様、脊髄に注射。

じわーっとというあたたかみと共に、すぐに体の下半身の

感覚がなくなる。


手術台に横たわり、がばっとカバーをかけられたところで、

再びmuminと再会。


さすがの手術の風景は直接私もmuminもお腹の上の

カバーで見れないようになっており、興味津々のmuminは

ちょっと残念そう。(本当に血に強い、彼。)



smiling lips ALOHA-C3


頭のところでmuminとナースの方が応援してくれる。


意識はあるのに、手術の感覚は全くないという不思議な

感覚。お腹のあたりにプレッシャーを感じる場合もある

らしいのですが、それすらも感じず。


手術が始まって、10分??「Daddy赤ちゃんが誕生しますよ」

「A出ました!」と、いう皆の声と共にKalaの力強い泣き声がする。


muminはKalaが誕生すると共に、腹部を見ることが許された様子。

Kaiが誕生する際にはしっかりと見たとのこと。


2分後に「B出ました!」と再び、Kaiの力強い泣き声がする。


赤ちゃんはすぐに台に暖めるための台に」移動され、ICUのお医者様が

チェックし、ブランケットでみのむしのように包まれ、1人ずつ

私の元に連れてきてくれました。


smiling lips ALOHA-C1


実はKalaは角度が悪く、よくお顔が見れませんでした(笑)


Kaiはしっかりと見せてくれたので、ご対面。


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Lanのi時は号泣、今回はあまりにも緊張していた為、

そして、未熟児のわりに彼らのサイズが大きく感じられ、

どうやって2人お腹に入っていたのだろうという驚きのあまり

静かに涙がつーっと頬を伝わりました。


とにかく良い雰囲気の中、無事に帝王切開は終わり、

ドクター、ナース、muminに「Good Job!」と皆にお褒めの言葉

をいただき、再び出産の喜びを味わうことが出来ました。

(そんなアメリカの出産の雰囲気が味わえて、私は

きっとラッキーです。)


今だから言えますが、、双子とTara先生からお話があった

瞬間から、ひと時も安堵することが想像することも出来なかった

今回の双子妊娠。はじめから素直に喜べたかというと

うそになります。


双子家系でもなく、治療もなにもしていない中、とにかく自然に

授かったKala & Kai。

父の言葉を借りれば、私たち夫婦とLaniの天命。


周囲に経験者も少ない分、なにを考えてよいのか

わかりませんでした。

自分の体がどんな風になってしまうのか、出産がどうなるのか、

予想もつかないことばかり。


本当に本当に双子だったんだという実感と共に、

なにごともなく産まれてくれたことに対する感謝の

気持ちでいっぱいになりました。


ボーイズはすぐにNICUに運ばれ、私はその後、鋒鋩し、

Recoverする為のお部屋に連れていかれました。


NICUに移動する際はボディガードに囲まれた

ハリウッドスターのようにICUのナースの方々に

見守れての移動だったのこと♪


smiling lips ALOHA-C4


私は麻酔の副作用で体の震えと全身のかゆみが止まらない

中、心配してくれていた母や友人に早速電話をする余裕だけは

ありました。


それにしても、、、また陣痛を感じることなく出産してしまいました。

2回の妊娠でたくさんのことを経験しましたが、陣痛だけは苦しみ

を味わうことなく、終えました。Laniの時も5分感覚でも気づかなかった

くらい、鈍感なな私の体です。

(いまだに自分の体が不思議です。)


妊娠34週間、見守ってくださった周囲の方々に感謝の気持ちで

いっぱいです。


Mahalo & Much Aloha!


次回はTara先生のお話です。