私が母としてできること

それは子どもたちにいろんな経験をさせること

子どもたちにたくさんのお金は残せないけれど

五感通して記憶に残してあげられることは

たくさんある

おやつ作りもそのひとつ

いっしょにこねこねする感触だったり

生地の匂いや焼けていく工程を眺めることや

口いっぱいに頬張ったときのおいしさ

学校から帰ってきたときに

外まで広がる甘い匂いは

きっと子どもながらに

ワクワクするだろな

今日は何作ったの?と嬉しそうな顔は

私にとってのかけがえのない宝物

小さいときのこの記憶は

きっといつまでも残っててくれるんじゃないかと

それは私がいるという確たる証拠でもあり

自分がもしボケてしまって自分じゃなくなっても

子どもたちにはこういう母がいたんだ

という記憶だけは残したい

簡単なものしか作らないから

子どもも作れるようになって

また親になったときに子どもに作ってあげる

ようなことがあれば

それはそれはもう願ったり叶ったりで

まだまだこれからも続く私のおやつ作り!