今回は、「親としてどう子どもたちに

接して行くのがよいか」についてです。

親として自分の子育ても振り返りながら

自戒の念も込めて書きたいと思います。

 

少年院の先生方が

非行で入院してきた少年たちへの接し方で

最も気をつけていることは

親としても最も忘れてはならない点

であるということは明白です。

なぜなら、非行少年たちの親に欠けていた

重要な態度であるがゆえ

彼らが少年院に入るという事態に

なっているからです。

このことは、親(教員も含む)として

おおいに参考にした方が良いと

心から思いました。

 

まず、最も大切なのは子どもとの信頼関係です。

大抵、親(私自身そうですが)は

「うちは大丈夫」と思いたいものです。😊

しかし、心の安心・安全が家庭で保証されない状況、

たとえば、中学受験等では子どもについつい

「勉強しなさい!」

「なんでこんなこともできないの?!」等

否定的な言葉ばかり浴びせていたら

子どもは心の安心安全が保証されません。

そして、そのような状況では

子どもとの信頼関係を築くことはできないのです。

 

また、人によっては子どもに失敗させまいと

ついつい子どもに対して命令的(支配的)になったり

あるいは、手を出し過ぎの過保護になったり

ということもあるかもしれません。

そうなってくると、

子どもは自分の意思で

何かに挑戦したり、失敗したりという

経験をする機会も奪われてしまい

結果、自立した人間に育つことができなくなります。

子育ての最終目標は「子どもが自分の力で

生きて行けること=自立」です。

 

子どもが自分で正しい判断を下し

自分の行動に責任を持って

生きて行けるように育てるためには

親子の関係は、決して支配的あるいは

過保護であってもいけないのです。

 

親には子どもがある程度

失敗の経験から学ぶ機会を与えられる

寛容さも必要となるということです。

 

それは、子どもの意思を尊重して

子どもに自分の意思で自分がどうするかを

選ばせるように育てていくということです。

 

子の意思を尊重するためには

親と子が心と心を通わせ

1対1の対等な人間として

フラットな関係であることが大切になります。

 

それは、決していわゆる友達親子とは違います。

相手を尊重しつつも、人としてやってはいけないこと

つまり、ダメなことにはダメと

毅然と相手に伝えることのできる関係です。

 

少年院の先生方の子どもたちへの接し方から

学ぶことのできる親として押さえなくてはならない

接し方のポイントは

①    子どもとの1対1の対等な人間同士の信頼関係を築く

②    子どもの意思を尊重する

③    ダメなものはダメと毅然と伝える

 

最低限この3つを押さえておけば

よいのではないでしょうか?

もちろん、そのためには

親の情緒が安定していて、

社会規範に則った行動をしていることが

前提となることは

この文章を読んでいらっしゃる皆さんには

言うまでもないことと思います。😊

 

自分でこんなことを書きながら

親としても反省しきりです。💦

結構自分は子どもに任せているつもりでいても

実は子ども扱いをしてしまっていて

息子から怒られたりすることもしばしばでした。

なんとも情けない。トホホ。