少年院の施設内見学に案内されてすぐに

丁度昼食のために食堂に

1列に整列した子どもたちが

一言も話さずに規律正しく並んで

入場して行く姿に出くわしました。

とてもあどけない顔をした少年たちと

きびきびとした響きのある教官の号令の声。

それも規律を教える一環だったのでしょう。

 

そして、少年たちの居室。

中に入ると書棚には記憶が確かなら

小学校2~3年生レベルの公文式計算ドリル。

小学校低学年で学習につまづきのあるケースが多いらしく

少年院では、そのような子どもたちには

小学校低学年レベルの学習からできるように

指導をしているとのことでした。

 

 

教育困難校に勤務したことのある教員ならば

あ~、やっぱりそういう子が多いよね

と思ってしまうところが多く

これまた妙に納得してしまう点ばかり。

 

勉強も小学校低学年から理解できていなければ

当然ながら学校の授業は苦痛でしかない。

自分の思いを相手に伝える語彙もなければ

社会生活で必要とされる計算や漢字もままならず

学校も勉強がわからないから

楽しくないのでやることもない。

心に空いたスキマを埋めるために

プラプラと悪い仲間とつるんでしまい

簡単にオレオレ詐欺の受け子のような

割の合わない話に疑うこともなく手を染めてしまい・・・。

そんな姿が悪循環が容易に浮かんでしまうのでした。

 

実際、私の初任校の教育困難校で

生徒を注意すると生徒からよく言われたのは

「そんくらいどうでもいいじゃないか」と

ルール破りを正当化するときに吐く典型的な言葉。

 

この少年院での指導を目の当たりにすると

学校の教員としては

自分たちの関わる子どもたちを

少年院に行かせたくなかったら

社会通念上許されないような

ルール違反は絶対に認めてはいけない。

普段からルールを守れる子どもになるよう

心を鬼にして愛を持って接することを心掛ける。

義務教育レベルの学習内容は当然ながら

社会で困らないようにマスターさせる。

ということになるわけです。

 

 

講話と施設内見学をとおして

そのように心を新たにした教員は

きっと私だけではなかったはずです。

 

 

次回は、親(子どもの教育に携わる教員も含む)として

どう子どもたちに接して行くのが良いか

について書きたいと思います。

ということでこのシリーズはPart4まで続きます。😊

 

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成合弘恵(なりあいひろえ)
ヒロ・スマイルコーチング代表
中学受験ライフコーチ
✨「ママの笑顔は、子どもを笑顔にする」がモットー
✨19年に渡り我が子を含め
日々200人以上の生徒達に実践、検証してきた

脳科学、心理学に基づいた
「\1日3分で子どもが自ら勉強する/」子育てメソッドと
 中学受験ママ向けライフコーチングを提供中 
 中学受験ママのメンタルサポートもやってま~す😊
✨元大手中高受験指導塾講師(6年勤務)
 元公立高校英語教諭(19年勤務)
✨元中学受験ママ(息子二人)
✨ストアカ、UrSTUDX、MOSHで子育て系講座開催中。
✨ヒロ・スマイルコーチングのHP URL: 
https://hiro-smilecoaching.jimdosite.com/
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