感染性胃腸炎に罹りダウンしていました。

すっかり前回の投稿から日が経ってしまいました。💦

 

前回の投稿の最後で

公立高校教諭時代に

少年院での講話を聴いて

子どもがグレる親には共通点がある

という思いが確信に変わったということを

書きました。

 

今回のテーマでは、

その講話で聴いた内容から

3回に分けて

① 少年院にいる子どもたちの親の養育態度

② 少年院の教官(先生方)がどのようなことに

気をつけて子どもたちを指導されているか

③ 親(教員も学校では子どもたちの親と同じ立場)として

どう子どもたちに接して行くのが良いか

について書きたいと思います。

 

それでは、今日のテーマ

「非行少年の親の養育態度の特徴」について。

 

一つお断りしておきますが、

見学したのが2013年のことなので

資料を廃棄してしまったため

犯罪白書等を参考にしながら

記憶と突き合わせて

書きたいと思います。

 

非行少年の親に多い養育態度として

あげられる特徴は

ざっと

 

放任的な態度、厳しすぎる態度、愛情不足、

子どもが親に理解されない感覚を持っている

家庭内暴力、親がルールを子どもに教えない

過保護、家族の不和、親の教育方針の不一致

一貫性の欠如、過度な期待、無関心、甘やかし

家庭内コミュニケーションの不足、

親の問題行動のモデリング、経済的困難

感情的に怒る(もっとあったかもしれません…)

 

よく育児本などでも

よくないと言われる親の対応の

オンパレードではないでしょうか?

もしかしたら、

「あ~、やっぱりね。」と思われた方も

多いかもしれません。

または、「あれ、これ我が家も

少し当てはまってるやつあるじゃない。」等

思われた方もいるかもしれません。

 

 

個々の特徴について

今回一つ一つ取り上げて

どうこう書いていると

とても長くなるので今回は割愛します。

 

前述の特徴が講話をしてくださった

少年院の署長さん?(院長さん??)から

語られたとき、なるほどやはりそうだよねと

納得しながら聞いていたのは

私だけではなかったと記憶しています。

見学には、普段生徒の指導に尽力されている

教育相談担当、生徒指導部所属の先生方が

参加されていました。

 

普段、多くの子どもたちと接していて

思い当たることばかりで

むしろ、そのまま問題だと分かっている対応を

放置していてはいけない

なんとかせねばという気持ちを

新たにせざるを得ませんでした。

 

その講話はとても優しく穏やかな語り口で進み

あったかいお人柄と子どもたちへの愛が

にじみ出たものでした。

とても温和な署長さんの眉間に

深く刻み込まれた縦皺が

普段どのような心持で

子どもたちの指導に当たられているか

全てを物語っているように感じられました。

 

次回は、少年院の先生方がどのようなことに

気をつけて子どもたちの指導に当たられているか

について書きたいと思います。