前回の投稿で
子どもと穏やかに過ごしたいのに
ケンカになる。
罵詈雑言を家族ぐるみで使っている
という方の話を書きました。
少し付け加えると
そのケンカは夫婦揃って
子どもに対し感情に任せた
一貫性のない感情を爆発させた
怒り方のようなのです。
唯一の救いが
このような状況が
子どもにとってよくないと
気づいての相談だったことです。
一般的にグレる原因は色々あると思うのですが
今回のお話の方の特徴が
その中の3つ
①否定的な言葉を子どもにかけること
②親が感情のコントロールができていないこと
③一貫性に欠けていてルールがないこと
に当てはまるので
今回はそのうちの1つ目について書きます。
まず、子どもに対して否定的な言葉や
非難的な言葉を掛けることが多いこと。
否定的な言葉遣いは掛けられると
誰でもイヤな気持ちになりますよね？
特に今回の話の場合、罵詈雑言の類です。
このような言葉遣いは子どもの自尊心を
大きく傷つけ、信頼を失います。
それだけではありません。
心の安心、安全が保証されません。
マズローの欲求の5段階によると
低次の欲求がある程度満たされると
より高次の欲求が満たされる
と言われています。
つまり、罵詈雑言が飛び交うような
心の安心が保証されない
危険な家庭環境では
子どもは勉強という
より高い次元の欲求など出てくるわけがない。
しかも、家が安全でないなら
家族や仲間に所属しメンバーから愛されたい
という「所属と愛の欲求」ともよばれる
社会的欲求についても
その家の一員だという欲求が満たされない。
たとえ小学生のうちは
まだ大人しくしていたとしても
中学生になって思春期を迎えたら
家に帰らずに外をふらふらし始める
可能性すらあるのです。
実際に、私が公立高校教諭時代に
担任していたある生徒は
両親との折り合いが悪いことに悩み
家に帰りたくないからと言って
しばしば友人宅に外泊したり
あるいは深夜にフラフラ出歩いて
遅く帰宅することを繰り返していました。
子どもにとって
家庭は心と体の安心安全のよりどころです。
その家庭が心がささくれ立つことの
原因になっているのなら
親はその原因を取り除いて
子どもの心の平安を満たすための
努力をすることが
大切なのではないでしょうか？
子どもがグレてしまうというテーマで
書いていますが
このようなことは
どの家庭でも起こりうることかもしれません。
中学受験、高校受験、大学受験等
つい子どもの進路絡みで
子どもの将来を思うあまり
言葉がけがきつくなってしまうことは
よくあることですし
こんなことを書いている私も
言葉がきつくなってしまうようなことは
実際にありました。
しかし、罵詈雑言の類は絶対に使わない。
信頼関係ぶち壊しになりますからね。
心が波立つような否定的な言葉かけ
これは本当に気をつけたいものです。
どうか家族が安心して毎日を過ごせる
平和な環境で
子ども達が育つことを願います。
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次回は残り2つの理由について
書きたいと思います。
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成合弘恵（なりあいひろえ）
ヒロ・スマイルコーチング代表
中学受験ライフコーチ
✨「ママの笑顔は、子どもを笑顔にする」がモットー
✨19年に渡り我が子を含め
日々200人以上の生徒達に実践、検証してきた
脳科学、心理学に基づいた
「＼1日3分で子どもが自ら勉強する／」子育てメソッドと
中学受験ママ向けライフコーチングを提供中
中学受験ママのメンタルサポートもやってま～す😊
✨元大手中高受験指導塾講師（6年勤務）
元公立高校英語教諭（19年勤務）
✨元中学受験ママ（息子二人）
✨ストアカ、UrSTUDX、MOSHで子育て系講座開催中。
✨ヒロ・スマイルコーチングのHP URL：
https://hiro-smilecoaching.jimdosite.com/
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