お子さんの中学受験直前の
受講生さんから頂いた質問です。
家庭教師の先生から
受験を勧められたそうです。
結論、
あると思います。
「行く気もないのに
受ける意味あるんですか？」
という言葉が返ってきました。
同様の投稿が
ここ数日SNS上で散見されます。
私は元塾講師、元高校教師、元中学受験ママ
そして、自分の大学受験では
浪人もした経験のある人間です。
これらの経験を基に断言します。
持ち偏差値-10の安全校を
受験する意味はあります。
中学受験で最も気を使うべきは
子どもの心がどうなるか
だという点です。
前受け校が持ち偏差値より―10の学校で
過去問を解いたら
簡単すぎて拍子抜けした？
いいじゃないですか。
本番に勝る模擬試験はありません。
模擬試験は、所詮模擬試験。
緊張感が全く異なります。
たとえ、楽勝ポンで合格したとしても
合格は合格です。
そして、本番で
その学校に本気で入学を考える
ガチ勢も必ず存在する本番は、
やはり雰囲気が違うのです。
その本番を大本命の前に受験して
ペースをつかんで少しでも
エンジンをふかしておくことは
とても意味のあることです。
これから首都圏で始まる
中学入試はおよそ1か月ほど。
いつ何時、発熱のような
本調子でなくなる突発事象に
見舞われるかはわかりません。
誰だって最上の結果を手にして
この中学受験を終えることを
願ってスタートを切るのです。
しかし、第一希望の学校に進めるのは
約1/３とも言われるのが現実です。
それならば、気持ちよくスタートして
途中もし万が一病気になっても
最終的に希望の学校に合格せず
公立中を選ぶことになったとしても
確実に手にした合格1校があるのと
ないのは天地の差があるはず。
全敗ではなく
合格したけど
その学校は敢えて選ばずに
この学校を選択した
と言えるのと言えないのでは
気分は違います。
これは、私自身の
これまでの受験経験で得た
自分自身が持っている感情からも
明らかです。
全敗という絶対に避けたい
事態はやはりどんなことをしても
避けるべきではないでしょうか？
これまで時間をかけて
受験準備をしてこられたなら
なおさらです。
12才の子どもに全敗という
辛い経験は絶対にさせないように
保護者の方は細心の注意を払ってほしいです。
子どもを自己否定に満ちた
廃人のような目の子どもにしたいですか？
私は塾講師時代に
他塾で中学受験に全敗した子を
教えたことがあります。
子どもを気持ちよく波に乗せる。
これが大切。
そして、気持ちよく進学先となった学校に
前向きな気持ちで進めるようにする。
これが、最も重視すべき点だと思います。
進んだ学校に毎日通うのは子ども本人。
親ではないのです。
結果的に、
「持ち偏差値-10の学校に
合格しても何の意味もなかったね」
とうちの旦那と長男は言ってましたが
それは、
本人の第1志望ではなかったとしても
希望の学校に進めたからです。
あくまで結果論に過ぎないのです。
持ち偏差値-10の安全校
それは、本人の心のコンディションを
入試前後で良い状態に保つための
捨て石（安全校に選ばれた学校には申し訳ないのですが）
だと思います。
どうか子どもの心を大切にして
「中学受験は大変だったけど
やって良かったね。」
そんな風に言える
受験にしてもらえると
いいのではないでしょうか？
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成合弘恵（なりあいひろえ）
ヒロ・スマイルコーチング代表
中学受験ライフコーチ
✨「ママの笑顔は、子どもを笑顔にする」がモットー
✨19年に渡り我が子を含め
日々200人以上の生徒達に実践、検証してきた
脳科学、心理学に基づいた
「＼1日3分で子どもが自ら勉強する／」子育てメソッドと
中学受験ママ向けライフコーチングを提供中
中学受験ママのメンタルサポートもやってま～す😊
✨元大手中高受験指導塾講師（6年勤務）
元公立高校英語教諭（19年勤務）
✨元中学受験ママ（息子二人）
✨ストアカ、UrSTUDX、MOSHで子育て系講座開催中。
✨ヒロ・スマイルコーチングのHP URL：
https://hiro-smilecoaching.jimdosite.com/
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