あれから１年が経つんですね。
大学の卒業を前に実家にいた私は、明け方に激しく揺さぶり起こされました。
阪神淡路大震災でした。
実家は神戸市の西の方。
最寄り駅からは震源地となった淡路島が大きく見える場所です。
家の中はぐちゃぐちゃになり、
テレビはジャンプしてこたつの上に落下していました。
母親は倒れてきたたんすと仏壇の間に挟まっていましたが
奇跡的に怪我もありませんでした。
そう、私の育った町がグチャグチャになった日のことです。
それからもう１０年以上が経って
地震の記憶が少しずつ薄れてきたときに、今回の地震は起こりました。
お客さんの家を訪問していた私は、テレビで津波の様子を見ました。
明らかに流されてゆく車と
流されていくそこに乗っている人の命。
失ってしまったものは計り知れないし
今更取り戻せる訳でもないかもしれません。
でも
神戸の町は傷を抱えつつ立ち直りました。
きっと東北の被災地の方々も
新しい一歩を踏み出せる日は来ると思います。
被災された皆様に一日も早い平穏な日々が取り戻せますように。
亡くなられた方々のご冥福を心からお祈りします。
2011年シロクマインテリア記事ＰＩＣＫ☆ＵＰ
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