ここ三日ほど京都は雨模様。
その前までずっと乾燥続きだったから、これでちょうどよい感じ。
あまり乾燥しすぎると、肌やのどに弊害がでるのでね。
そんな雨模様になる前の日の出来事。
母とランチに出かけた先の市内にある某老舗ホテル。
その日は平日にも関わらず、大きな宴会があったもよう。
会場前に出てる名前を見ると、これまた京都でも有名な某電機会社の新年会のようなもの。
会場がまだ準備できていないらしく、会場前のロビーでは髪をこれでもかと盛ってパーティードレスに身を包んだ若い女の子達とこれまた髪型をホスト風にびしっと決めた若い男の子達が大勢。(何故かお年を召した方は少なかったなぁ~。)
一瞬どこかのクラブの新年会かと思うような感じでしたが、ファッションも髪型も今のはやりだからしょうがない。
そんな彼らを横目に見つつ、お隣にあるカフェレストランでランチをしていると、いきなり耳をつんざくような黄色い声が。あまりにもホテルにそぐわない態度、食事をしている人たちに配慮のなさに、ランチを楽しんでいたのを害された母が切れまして、その会社の受付に座っていた子達に注意を促しに行く始末。
しっかりその娘さんたちには睨まれましたけど。
それはさておき。
注意して少し経って、やっと会場に彼らが入場。
再び少し静かになり、デザートなどを楽しんでいましたら、閉じられたはずの会場から振袖を着た女の子が二人ふらふらと出てきました。
一人の子の足がおぼつかず、もう一人の子が一生懸命支えているも二人とも振袖なので、とうとう揃って床に倒れこんでしまいました。
母と慌てて駆け寄り、倒れた子の顔を見ると真っ白で呼吸も浅いようだったので、酔っぱらった上に帯の締めすぎかなと判断して母が椅子に寝かせて帯を緩め、私はホテルの人を探して救急車の手配を頼んだりばたばた。
帯を緩める間に、母が意識の確認等をすると意識もあるし、呼吸もできているようなのでひとまずは安心して、救急隊に説明する為にいろいろ話を聞いていくと、その倒れた子はその日の朝から高熱があり、着付けをしてもらう前に病院で点滴を受け、そして着物を着てパーティーに出席。
そして、入場して乾杯のお酒を飲んだところで身体が悲鳴をあげたようです。
ほどなく救急車が到着して彼女は運ばれて行きました。
それにしても、朝から高熱があり、点滴までしているのに着物を着てパーティーに出たいというその気持ち。
私には理解不可能。
どんな理由があるにせよ、そこまで体調が悪いのなら欠席、もしくは着物ではなく洋服で出席をし、お酒は控えるべきでした。
社会人として会社のパーティーに出席をするのならば、その状態で自分に何かあった時には会社や同僚に迷惑をかけるとは考えなかったのでしょうか
楽しい場所にいたい気持ちは理解できるけど、たまには諦める勇気も必要です。
同僚や会社に迷惑をかけてまで自分の楽しみたい気持ちを優先させるのはいかがなものでしょうか