やっと涼しくなってきましたねー。
だんだん涼しくなってきたというか急に涼しくなりすぎて、体調安定せず。
いい加減にしてほしい今日この頃です。
さて、そんなことを言いつつも新しいプロジェクトがゆっくりではあるが進んでいるため、寝ているわけにもいかず母と京都市内をうろついていた先日の事。
探し物をして歩いていた私たちは目的地の近くで車を降りて、反対側に渡るためにぼーっと幾台もの車が通り過ぎるのを待っておりました。
正面を見てみると何やら賑やかな様子。
どうも中ではちょっとしたフリーマーケットのようなものが開催されている模様。
中からは小さい子供を連れた親子連れがたくさん出たり入ったりしています。
そこでふっと目を引いたのは一人の小さな女の子。まだ2,3歳というころです。
歩くのも少しよちよち歩き。
その子は開け放たれた自動ドアから出てきて、車道ぎりぎりのところで立ち止まりじっとしています。
付近にはたくさん立ち話をしている大人がいたので、その中の誰かが親御さんなのかと思って見ていたら、誰もその子の事は気にも留めていないようす。
これは、おかしい。。。。
母も同じくそう感じたようで、少し離れて様子を見ていました。もしかしたらすぐにお母さんが捜しに来るかと思って。
ところがいつまでたっても近くに居る大人は誰も彼女の事を気にしません。そしてもちろん捜してそうな人も外に出てきません。
その間にもその子は車道ぎりぎりをふらふらと右に左に歩いていきます。フリーマーケットでたくさん買い物をした親子が車をドアぎりぎりまで停めたり、危ないことこの上ない。
このまま放っておくと危ないと判断し、母を彼女の元に残しフリーマーケットの受付へ声をかけに行きました。
受付の人と一緒に外に出ると、鋭い声が耳に届きました。
「どこに行ってたの一人でこんなところにいたらだめじゃない
」
女の子を責める言葉。
「大丈夫」でも「あぁ、よかった
」でもありませんでした。
その子のお母さんは叱りながらまた中に戻っていきました。
幸いにもその子は事故に遭うこともなくお母さんの元に帰ることが出来ました。
だけど、この場合責められるのは女の子お母さん
どちらでしょう
まだ2,3歳の小さな子から目を離して一人ぼっちにしてしまったお母さんと近くにいる大人の顔を見上げて不安そうな顔でお母さんを探していた女の子。
不安一杯だった時に現れたお母さんを見てとても安心した顔になっていた女の子に、最初にかけられた言葉が叱る言葉では可哀想だな~と思いました。
それにその女の子はきっと普段からお母さんに言われていたのでしょう、ぎりぎりだったけど車道に出ることはなくちゃんと歩道で待っていたのです。出来ればそこに安心をして、褒めてあげて欲しかったな~と思います。
日本ではまだまだ欧米と違って子供に向ける注意が低いなと感じる場合が多いです。
例えば公園などでも日本のお母さんたちはお母さん同士顔を見ながら話をするので、円になって話していたりして視線は下の方にいる子供に向かないことが多かったり。
欧米人のお母さんたちももちろんおしゃべりをしないわけではありません。
だけど、彼女たちは円を組むような話し方をするのはすくないように感じます。
お母さん同士横に並び常に子供たちを視界の中に入れています。
それはきっと少しでも目を離したりすることで起こりうるリスクを減らすため。
文化や生活の違いというのはあれど、どこの国のお母さんも子供を大事に思うのは一緒のはず。
いろいろな国の子育て事情のいいところを取り入れて、子供たちが安心して健やかに暮らせるような環境が作れればいいな~と感じた先日の出来事でした。